株式会社ロジクエスト、『Ask One』導入で業務効率化と顧客対応力向上を実現
近年、企業の業務効率化が求められる中、株式会社ロジクエストはAIを活用したインターフェース『Ask One』を導入しました。このシステムを通じて、複雑な条件に応じたパートナー応募フォームを整備し、業務削減と同時に面談設定率を向上させることに成功しています。
導入の背景
ロジクエストは1985年に設立以来、「あらゆる『届ける』を解決する」というミッションのもと、法人向けに幅広い物流ソリューションを提供し続けてきました。軽貨物車両からバイク便に至るまで、様々な配送ニーズに応え、全国ネットワークを活かして業務を展開しています。しかし、パートナーとの連携を強化するためには新しいアプローチが必要でした。
従来、パートナー応募の対応は電話を介して行われていましたが、夜間や休日には迅速な対応ができず、かなりの機会損失が生じている状態でした。こうした問題に直面し、ロジクエストはAsk Oneを導入することに決めました。これにより、応募の受付から面談の予約まで、一元的に管理できる仕組みを整えることができました。
運用開始後の効果
運用を開始してからわずか4ヶ月で、応募確認から面談設定までの業務を大幅に削減し、面談設定数の増加も実現しました。具体的なユースケースとしては、日程調整サービス『eeasy』との連携が挙げられます。この連携により、応募から面談日時の確定までを自動化し、夜間や休日でも即時に対応可能となりました。
具体的なシステムの活用方法
『Ask One』は、高度な柔軟性を持った分岐機能を活用し、エリアごとの担当者との面談枠をうまく調整しています。応募者は自分の居住地域の担当者との予約が、その場で行えるようになっています。また、応募フォーム内では、応募内容に応じた動画コンテンツが自動で表示され、応募者が正しい理解のもとで応募できる導線を確立しています。これにより、ミスマッチを防ぎ、条件に合った応募の促進が図られました。
営業部門への展開
『Ask One』の導入効果はパートナー採用部門だけにとどまらず、営業部門でも活用が進んでいます。商談の質を高めるために、ヒアリングフォームを通じて顧客のニーズを的確に把握し、商談の効率を最大化することが期待されています。
今後の展開
ロジクエストはこの成功を踏まえ、将来的には社内の全てのフォームを『Ask One』に移行し、情報を一元化することを検討しています。これにより、顧客、パートナー、営業活動に関連する情報のリアルタイム共有が可能となり、より質の高いコミュニケーションの実現を目指しています。
担当者のコメント
株式会社ロジクエスト営業戦略部の中嶋祐吾様は、『Ask Oneを導入したことで、応募から面談予約までの流れが自動化され、夜間や休日にも即時に対応できる体制が整ったことは非常に大きい。今後は営業部門を含めた全社的な活用が鍵になる』と語ります。彼の言葉から、今後のテクノロジーを駆使した企業運営の重要性が伺えます。
このように『Ask One』を通じた業務効率化の試みは、今後どのように企業の成長を後押ししていくのか、注目が集まります。