ミークとオムロンが人流分析の新たな試みをスタート

新たなIoTデータプラットフォームの展開

ミーク株式会社とオムロン株式会社は、最新の技術を活用し、小売店での人流分析に関する概念実証（Proof of Concept、PoC）を開始しました。この取り組みは、ミークの提供する『MEEQ データプラットフォーム IoTストレージ』を基盤にしています。両社は、このIoTストレージを用いて、小売業界における顧客の動きや商品棚の滞在時間を解析することで、ビジネスに新たな価値を提供することを目指します。

提供背景

近年、モバイル通信技術やAIなどのデータ処理能力の向上により、IoTによる革新が進展しています。IoTサービスの開発では、試作版を使用してPoCを実施することが一般的ですが、セキュリティ面での課題がしばしば発生します。そこでミークは、SIMを利用したセキュアな通信環境を構築し、データストレージを安全に管理できる『MEEQ データプラットフォーム IoTストレージ』を提供。これにより、企業は安心してIoTサービスの導入を進めることができるようになります。

PoCの目的と方法

このPoCでは、AIカメラを使用して小売店に訪れる顧客の動線を可視化し、各商品棚での滞在時間を正確に分析します。これにより、商業空間の最適化や顧客満足度の向上が期待されます。ミークは、AIカメラから得た匿名データを安全にストレージに送信するために、特別設計の『MEEQ SIM』と『MEEQ 閉域ネットワーク』を整備。これによって、PoCが円滑に進められ、一層の成果を見込んでいます。

オムロンの新しい展望

オムロンは創業90周年を迎え、新たに「データソリューション事業本部」を設立しました。この部門では、データを駆使して新たなビジネスモデルの構築を目指し、データ軸の価値創出に邁進しています。顧客のニーズに応えるため、先進的なデータソリューションの提供は、新たな成長のカギとなるでしょう。

今後の展望

ミークは、オムロンを含む多様なリーダー企業との協力を通じて、『MEEQ』の利用をさらに深化させ、IoTとデジタルトランスフォーメーション（DX）による革新を推進していく方針です。今後も、IoTサービスの利便性を向上させ、各々の業界において大きな変化を促す取り組みを続けます。

お問い合わせ情報

- 企業名: ミーク株式会社
- 営業本部:

- TEL: 03-4226-3119
- E-mail: [email protected]

MEEQについて

『MEEQ』は、ユーザーに直感的なコンソール画面を提供し、スムーズにIoT向け通信サービスを導入できます。データ通信専用のSIMが利用でき、システム開発なしでIoT回線の追加を簡単に行えるため、企業のニーズに応じた迅速な対応が可能です。

さらに、データを自動で加工し、蓄積可能な「IoTストレージ」や、データを分析して実際に行動につなげるアプリケーションなどを通じて、さまざまな事業のサポートを行っています。

ミーク株式会社の概要

ミーク株式会社は、IoTサービスを提供する企業として、低価格で高品質なモバイル通信回線や、コーディング不要で利用可能なデータプラットフォームを展開しています。特に、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIなどのトリプルキャリアに対応したMVNE事業が強みです。このような多様なサービスを駆使し、顧客に最適なソリューションを幅広く提供しています。