厚木の中山石材店が提供するペットの遺骨供養に特化した新サービス

ペット供養の新たな形、厚木の中山石材店

創業明治21年、神奈川県厚木市に位置する中山石材店が提供する新しいサービスに注目が集まっています。ペットロスを抱える飼い主たちに対して、特許技術を用いてペットの遺骨をアクセサリーやお守りとして加工することで、手元供養の新たな形を提供しています。これは、少子化や核家族化が進む中で、人々の心の拠り所として期待されている取り組みです。

増加する墓じまいとペットの供養の問題

昨今、日本では「墓じまい」が社会問題化しています。厚生労働省の調査によると、2004年度には全国で約6万件の墓じまいが行われ、2019年度にはその数字が12万件に達しました。これは少子化や核家族化の影響によるものとされています。また、ペットの供養に関しても、ペット霊園の閉園や埋葬の許可が下りないケースが増えてきました。

中山社長は、「手を合わせる場面を作りたい」という思いを持ちながら、この問題に向き合い続けています。ペットを家族の一員と考える飼い主にとって、愛するペットを偲ぶための場所や方法が不足していることを深く理解しているのです。

中山石材店の特許技術

中山石材店が提供するペットの遺骨供養には二つの特許技術があります。まず一つ目は、火葬後の遺骨を粉末状にし、少量の特殊樹脂と混ぜる製造方法です。また、完成したモニュメントは燃焼させることにより、再び粉骨に戻すことができるという再加工可能な技術を活用しています。このため、飼い主が亡くなった場合には、遺骨を再び一緒に納めることも可能なのです。

サービスの利便性

このサービスへの申し込みは、WEBサイトから、あるいは直接来店して行うことができます。特にお守りやチャームなどはネット上で簡単に購入でき、彫刻を施す必要がある商品については、メールや電話での相談も可能です。製作が始まると、通常1か月から2か月ほどで完成しますので、待ち時間も理解しやすいでしょう。

未来に向けた展望

今後、ペットを大切にする人々が増える中で、このような手元供養の取り組みは、さらなる注目を浴びることでしょう。中山石材店の技術を用いることで、ペットたちの生涯を惜しむことができ、またその思いをいつでも身近に感じられるようにしたいと考えています。このような新たな試みが多くの飼い主たちに知れ渡り、彼らの心の支えとなれば幸いです。