NMN犬への経口投与に関する共同研究の発表
株式会社阿部養庵堂薬品が、鳥取大学との共同研究の結果を発表しました。この研究では、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の犬への経口投与に関する安全性と、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子発現の変化について詳細に検討が行われました。
共同研究の背景と目的
本研究は、犬や猫におけるNMNの経口投与に関する基礎的な知見を得ることを目的としています。NMNは体内で補酵素NAD+の前駆体として機能し、老化や代謝、炎症制御に関わる重要な要素です。サーチュイン遺伝子群はこれらのプロセスに影響を与えることが知られており、NMNがそれにどのように寄与するかを明らかにすることが重要な課題です。
研究方法
研究は2022年11月から始まり、対象となったのは健康な成犬10頭です。2か月間、NMNを経口投与し、その安全性を血液検査を通じて調査しました。また、投与前後でSIRT1遺伝子の発現に変化があるかも分析されました。
研究結果と安全性の評価
追跡可能な9頭を対象にした結果、体調不良や重篤な有害事象は報告されず、血液検査でも臓器機能に異常は見られませんでした。また、NMN投与後のSIRT1遺伝子発現が増加したことが確認され、この分野でのさらなる研究の重要性が示唆されました。
結論と今後の展望
この研究により、NMNの犬への経口投与は安全性に関して大きな問題はないことが示されましたが、まだ基礎研究段階です。今後の研究では、NMN投与が犬や猫の加齢関連の健康にどのように影響するかをさらに調査していく予定です。また、これで得られた知見は獣医療分野におけるNMNの研究の礎となると考えています。
株式会社阿部養庵堂薬品は、科学的根拠に基づく製品開発を続け、より多くの人々が健康で充実した生活を送れるよう、NMNの可能性を引き続き探求していきます。