六本木のデザイン提案体「AXIS」が手掛けるデザイン誌「AXIS」は、2024年10月1日に最新号であるvol.230秋号をリリースします。これに伴い、表紙を飾るのは国際的に名を馳せるデザイナーかつアーティスト、ロナン・ブルレック氏です。彼は2000年代初頭より、カッペリーニやマジス、ヴィトラといった名だたるブランドとのコラボレーションを通じて、その名声を確立してきました。公共空間のプロジェクトから日常使いの小物まで、彼の作品は常に独自の視点と実験精神を反映しています。この号では、彼の革新性や今後のソロ活動についてもインタビュー形式で掘り下げます。
また、特集の1つ「デザインを拡張するテクノロジー」では、産業革命の新しい概念として提唱されたインダストリー5.0に焦点を当てます。これは、人間中心かつ持続可能な産業を目指したムーブメントであり、私たちがどのようにテクノロジーを活用してデザインをさらに発展させていくのか、その実践を様々な事例を通じて考察します。特に、Apple Vision Proのような最新技術がデザイナーの仕事をどのように変容させるのかが分かります。
その他にも、イリス・ヴァン・ヘルペンの「クラフトルーション」といった新しい服飾表現や、ロンドンのデジタルブランド「Nothing」による親しみやすさの探求など、さまざまなトピックスが盛り込まれています。現代のデジタルデバイスがどのようにデザインに影響を与えるのか、またそれが私たちの生活に与える意味について深く掘り下げます。
雑誌の中では、デザインとしてのアウトドアに関する特集もあります。この特集では、過酷な環境に適応した製品や、自然と生活の境界をなくすデザインがどのように進化しているのかを探ります。コロナ禍でのアウトドア人気が、新たな日常として根付いている現象についても考察します。
デザイン誌「AXIS」は、1981年の創刊以来、デザインの多様な側面を引き出す特集で高い評価を受けています。最新号では特に、技術の進化とそれがもたらすデザインの可能性についてさまざまな視点からアプローチし、読者に新たな洞察を提供しています。
この号は、大幅にリニューアルされた内容やさらに深い分析が特徴であり、編集がバイリンガルに対応しているため、国際的な読者にも広がりを見せています。定価は2,500円(税込)で、書店やオンラインでの購入が可能です。
デザインとテクノロジーの急速な進化を捉えた「AXIS」最新号、ぜひ手に取ってその内容を体験してみてください。