環境活動の第一歩を踏み出す『BENIRINGO LOOP MARCHE』
環境問題への意識が高まる中、20代の環境活動家ユニット「BENIRINGO」が主催する『BENIRINGO LOOP MARCHE』が、2025年5月31日(土)に茅ヶ崎市役所前広場で開催されます。このマルシェは、地域の農産物や環境に優しい商品を取り扱い、来場者に地域循環型社会の重要性を伝えることを目的としています。
BENIRINGOとは?
BENIRINGOは、田中藍奈さんと阿部汐里さんによって結成された、環境問題やゴミ問題について取り組む20代のユニットです。彼女たちはこれまで、フリーペーパーを発行したり、講演活動を行ったりして、地域の環境問題について情報を発信してきました。特に、サステナブルな社会を目指し、相模川河口で5年以上にわたり「河口クリーン」活動を続けています。
活動を通して、彼女たちは「個人の行動だけではなく、地域全体でゴミを出さない循環システムの構築が不可欠である」との認識を深め、茅ヶ崎を「循環するまち」にするための具体的なビジョンを掲げています。今回のマルシェはそのビジョンの実現に向けた第一歩となります。
『BENIRINGO LOOP MARCHE』の魅力
『BENIRINGO LOOP MARCHE』のコンセプトは「『モノ・コト・人』が循環するまちへ」。イベント当日は、茅ヶ崎の農産物を使用した様々なフードやドリンク、アップサイクル商品やリサイクル商品、さらに地域の清掃や環境に関するサービスを体験できるワークショップが用意されています。来場者はこれらを通じて、地域の生産者や店舗、企業との交流を楽しむことができます。
また、若者たちが企画したこのマルシェは、10代、20代のメンバーによって運営され、地域活動の大切さを身をもって感じてもらうことを狙いとしています。特に、運営を行うのは、鎌倉を拠点に活動する「ニューコロンブス」という学生団体です。
出店者情報
出店者は約30店舗、地元の農家や環境意識の高い商品を扱う店舗が集結します。具体的には、ナチュラル化粧品の「茅ヶ崎香料」や古着雑貨店の「R.garage」、リメイクブランドの「Kaya's kimono」などが出店します。
さらに、ワークショップとしては、廃材を使ったミニスウェーデントーチ作りや廃プラスチックを使ったキーホルダー作りなど、実際に手を動かしながら楽しむ機会も用意されています。食事も、多彩なフードトラックや店舗から供給され、来場者は多様な料理を楽しむことができます。
ステージプログラム
また、トークショーや音楽ライブも行われ、地域の課題改善に取り組む皆さんや、茅ヶ崎にゆかりのあるアーティストのパフォーマンスが予定されています。特に、防災士やリユース食器シェアサービスの紹介など、社会に役立つ情報が得られることも魅力的です。
環境への配慮
このイベントでは、環境負荷軽減を目指し、できるだけパッケージフリーで提供されます。来場者にはマイバッグやマイ食器を持参していただくようお願いしています。さらに、自宅で不要になったインクカートリッジや食材の回収も行われる予定で、循環型社会を実感してもらう機会が設けられています。
結び
『BENIRINGO LOOP MARCHE』は、地域の環境問題を考えるきっかけとなるイベントです。多くの人が参加し、地域とのつながりや環境への意識を高める機会となることを期待しています。ぜひ、このワクワクするマルシェで新たな出会いを楽しんでください。