ロンジ、屋根用太陽光パネル
2022-06-27 17:20:01
世界の太陽光パネル市場をリードするロンジが新たなモデルを発表
競争力を高めるロンジの新製品
LONGi Solar Technology(ロンジ)は、屋根上設置向けの新しい太陽光発電パネルを発表しました。新モデル「型式:LR5-54HPHシリーズ」(以下:54HPH)は、最新ブランド「Hi-MO 5(m)」の一部として、410Wと415Wの出力を誇ります。特に415Wモデルは、モジュール変換効率が21.3%に達します。出荷開始は本年9月を予定しており、業界における革新が期待されます。
ロンジは、2年連続でパネル出荷量が世界1位、さらに10期連続でAAA格付けを維持し、信頼性と技術力の高さで知られています。これまでロンジの製品は、主に大規模な地上設置向けでしたが、新たに開発された54HPHによって、屋根上設置市場にも足場を広げることが可能になります。
54HPHのサイズと特長
新製品は、他の大手企業とともに標準化されたサイズ(1722mm×1134mm)を踏襲しており、取り扱いやすさが考慮されています。質量も21kg未満で、一人で持ち運びが可能なコンパクトさがあります。これにより、施工業者やユーザーにとっての利便性が大きく向上します。
最新技術の集結
Hi-MO 5(m)の実績
ロンジとその技術は、2021年にIntersolar Awardを受賞しており、世界の大規模発電所での導入実績があります。2021年末時点で、57カ国に約600社への供給を達成し、累積出荷量は10GWを超えています。この新製品54HPHの導入により、商業・産業施設での導入も一層進むと期待されています。
ウェハ技術と効率性
54HPHはM10(182mm)ウェハを使用しており、製造プロセス全体での相性が良いです。また、一般的なパワーコンディショナーにも対応し、低電流下でも安定した性能を発揮します。特筆すべきは、光誘起出力劣化に対する耐性を持つガリウムドープウェハを採用し、高い発電効率を実現、25年間のリニア出力保証も付いています。
高性能セルと温度特性
高出力・高効率な単結晶PERCセルを用いることで、光の条件に左右されず、安定した発電性能を維持します。また、特許技術であるスマート・ソルダリングにより、光をより多く取り込むことができ、セルへのストレスも軽減されています。
ロンジの企業背景
ロンジは2000年に設立された世界有数の太陽光発電用単結晶シリコン専門企業です。中国の陝西省に本社を構え、2022年3月末現在で総資産は約2兆2千億円を超えています。2006年から太陽光発電事業に着手し、その後急成長を遂げました。ロンジは、日本法人を2016年に設立し、日本市場でも本格的に事業展開を始めています。
ロンジの新しい屋根上設置向けパネル「54HPH」は、より多くの家庭やビルへクリーンエネルギーを提供するための重要な一歩となるでしょう。これからの展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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LONGi Solar Technology株式会社
- 住所
- 東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルディング南館 11階
- 電話番号
-
03-6459-0528