大泥棒と少女の物語
2024-11-21 11:24:27

心温まる大泥棒と少女の物語『せかいいちのおおどろぼう』の魅力に迫る

大泥棒の心優しき冒険、絵本『せかいいちのおおどろぼう』



貧しい少女の願いを叶えようとする、心優しい大泥棒の物語が文研出版から刊行されました。その名も『せかいいちのおおどろぼう』。本書は、ある夏の日、退屈を抱えた大泥棒の前に、貧しい村に住む少女ミラが現れることから始まります。

あらすじ


少女ミラは、貧しい村の人々が幸せに暮らせるように、大泥棒に「私の村の貧乏を盗んでほしい」と頼みます。「そんなの簡単だ!」と笑顔で応える大泥棒。彼は、村の発展を助けるため、ただお金を配るのではなく、インフラを整え、教育を施し、村人が自立できるように導いていきます。

物語は、ミラと大泥棒の心温まるやり取りを通じて、幼い読者にも分かりやすいテンポで進行します。これにより、子どもたちは貧困問題についての学びを得ることができ、楽しく読み進められるのです。

編集者の視点


この作品はただの絵本ではありません。現代の課題であるSDGs(持続可能な開発目標)に関連する重要なメッセージを届けています。貧困を一時的に救済するだけでは解決にはならず、本書では、貧困を根本から解決するための教育や社会インフラの必要性を強調しています。

大泥棒は、単にお金を「盗む」だけでなく、村を再生させ、住民たちが自立する未来を目指します。これは、私たちが社会が抱える問題に対してどうアプローチすべきかを考える良い機会となるでしょう。

著者と画家


この絵本の作者は、みきつきみ氏。彼女は多くの子ども向け作品を手がける作家であり、SDGsプロジェクトのデザイナーとしても活躍しています。彼女の作品には、ユーモアと真剣なメッセージが込められており、読む人々に深い感銘を与えています。
また、絵を担当したのは、菅野由貴子氏。彼女の色彩豊かなイラストは、物語の雰囲気を引き立て、読者を絵本の世界へと導く力があります。

読者へのメッセージ


『せかいいちのおおどろぼう』は、幼児から小学校低学年の読者を主な対象としているため、親子での読み聞かせにも最適です。ストーリーを通じて、貧困の問題や自立の重要性を自然に学ぶことができます。子どもたちにとって、楽しいだけでなく、心に響くメッセージが詰まった一冊になるでしょう。

現在の私たちの社会でも、誰もが幸せに暮らせる未来が必要です。この絵本を通じて、子どもたちが持つ未来への希望を育んでいけることを願っています。

商品情報


  • - タイトル: せかいいちのおおどろぼう
  • - シリーズ: えほんのもり
  • - 対象: 幼児〜小学校低学年以上
  • - 判型: A4変形
  • - 価格: 1,650円 (本体 1,500円 + 税 10%)
  • - ISBN: 978-4-580-82619-9
  • - 関連HP: 文研出版


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会社情報

会社名
株式会社 新興出版社啓林館
住所
大阪市天王寺区大道4-3-25
電話番号
06-6779-1531

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