次世代デジタル色校正機「プルーフジェット」で印刷の未来を切り拓く

次世代デジタル色校正機「プルーフジェット」の登場

印刷技術に新たな風を吹き込む、次世代のデジタル色校正機「プルーフジェット」が東京支店に導入されました。この機器は、従来の色校正手法に代わる新たな選択肢を提供し、印刷業界のムリ、ムダ、ムラを解消する可能性を秘めています。

色校正の現状

これまで印刷業界では「本機色校正」と「平台色校正」が主流でした。前者はオフセット印刷機を用いた方法で高い再現性を誇りますが、大量の紙と版が必要になります。一方、後者は紙の消費を抑えるメリットがありましたが、やはり版が必要であることがネックでした。また、環境問題の観点から、従来の平台校正機の製造やメンテナンスサービスが終了している状況です。

このような背景の中で、「プルーフジェット」が現れました。インクジェット方式を採用した本紙色校正機により、1部からの印刷が可能になり、環境への配慮も実現しています。特に、油性オフセット印刷用の紙にも対応している点が大きな進歩です。

プルーフジェットの特徴

「プルーフジェット」は、インクジェット技術に基づいて、高品質な色校正を提供します。従来型の本機色校正や平台色校正とは異なり、版が必要ないため、アルミ版の消費や廃液処理が不要になります。これは環境保護の重要なステップです。

さらに、小ロットの印刷にも適応可能であり、必要な用紙の量を最小限に抑えられるため、コスト面でも大きなメリットをもたらします。ただし、特色印刷には対応していないため、その点に注意が必要です。