高専生の未来を支える新たな取り組み
高専生向けのキャリア支援を専門に行う株式会社プロッセル(新潟県新潟市)が、一般財団法人高専人会(東京都品川区)と年間スポンサー契約を締結した。この提携により、プロッセルは「高専人アワード」においてプロッセル賞を提供することになった。
高専人会とは
高専人会は、高専制度が創設されて60年を迎えたことを機に発足。全国に約50万人の高専卒業生がいる中、高専人同士の繋がりを促進するため、ネットワーキングイベントや現役高専生を支援するプロジェクトを展開している。このような活動を通じて高専の価値向上に寄与し、高専人のコミュニティを形成している。
プロッセルの取り組み
プロッセルは、キャリアパートナー事業を展開し、高専生の起業家育成を目的としたビジネスコンテストや講演、eラーニングアプリの提供を行っている。これにより、学校の授業では得られない実践的な教育をサポートし、次世代のリーダーを育成することを目指している。今回の提携を通じて、高専人会の「高専を結び、紡ぐ場をここに」という理念に共感し、キャリア支援をさらに強化することを決定した。
高専人アワードの開催
プロッセルは高専人会の年間スポンサーとして「高専人アワード」を実施する。初回の表彰式は2024年9月15日に開催される「第2回高専人交流会」内で行われる予定で、発表される賞には、
- - 高専人U18賞(賞金30万円、盾、副賞)
- - 高専人U22賞(賞金30万円、盾、副賞)
- - 高専人賞(盾、副賞)
- - プロッセル賞(10万円相当のProssellコイン)
が含まれる。
Prossellコインについて
Prossellコインは、プロッセルが運営する高専生向けオンラインコミュニティ「Startup Hub Kosen」内で利用可能な特別なコインで、起業準備や研究開発に必要なサービスや商品と交換できる。すでに鈴鹿高専や和歌山高専などでも活用され、多くの高専生が参加するビジネスコンテストやウェビナーを定期的に開催している。
結論
株式会社プロッセルと一般財団法人高専人会の提携により、高専生への支援が一層強化されることが期待される。高専人同士のネットワーキングが進むことで、新たなビジネスの創出や地域への貢献が促進されるだろう。これからの活動に注目が集まる。
参考リンク