海を知り、サバをさばく体験
2025年11月23日、長崎県雲仙市南串山町で開催された「日本さばける塾 in 雲仙」は、地域の豊かな海の食文化を学び、継承することを目的とした特別なイベントでした。このイベントには、14名の小学生が参加し、魚をさばく体験や地域の海の現状についての学びが提供されました。
イベントの背景
一般社団法人海のごちそう推進機構と一般社団法人地域イノベーション推進機構が主催するこのプログラムは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、次世代へ豊かな海を引き継ぐ取り組みです。参加者たちは、環境の変化に伴う海の現状や、魚種の変遷について理解を深めながら、サバを実際に触れ、自分の手でさばくという貴重な体験をしました。
魚との出会い
参加者たちは、まず株式会社天洋丸が養殖したニボサバのイケスを見学しました。生き生きと泳ぐサバの姿を見ることで、子どもたちはその新鮮さや早さに驚きました。漁港に戻ると、あらかじめ用意された水槽からサバを網で捕まえる体験が待っています。なかなか捕まえられないサバに対して、子どもたちの歓声が響き渡りました。ここで、捕まえたサバの鮮度を保つ方法を学び、実際に手を動かすことで学びが進みました。
刺身と天ぷらの調理体験
その後、参加者は二つの班に分かれ、サバの刺身とカタクチイワシの天ぷらを作ることに挑戦しました。フレッシュなサバを扱うことになるため、刺身の調理は簡単ではありませんでしたが、子どもたちは熱心に包丁を使い、頭を切り落とし、三枚におろす作業を行いました。一方、カタクチイワシの調理では、デリケートな魚体を扱う表現力豊かな作業「おびく」を初めて経験しました。
デリシャスな試食会
完成した刺身と天ぷらは、西浜公民館の広間で味わわれました。サバの刺身は新鮮で旨みがしっかり感じられ、カタクチイワシの天ぷらはサクサクの食感で、食べる手が止まりません。さらに、地域の郷土料理「自転車飯」も登場し、参加者たちはその背景を聞き、何杯もお代わりをする姿が見られました。
参加者の声
イベント終了後、参加した子どもたちや保護者からは様々な感想が寄せられました。「生きた魚をさばく経験は貴重だった」「長崎の海のイベントがもっと増えてほしい」と多くの声が上がりました。保護者の一人は「子供と一緒に本格的な内容を体験できて楽しかった」と話し、次回の参加を希望する声も聞かれました。
まとめ
「日本さばける塾 in 雲仙」は、参加者に海や魚、そして食文化に対する理解を深める素晴らしい機会を提供しました。このような取り組みを通じて、子どもたちが自然とのつながりを感じ、自らの未来を考えるきっかけになることを願っています。海の恵みを実感し、学んだ知識を生かして、次世代へと受け継がれていくことでしょう。