外国人留学生の採用促進へ向けた新たな連携協定の締結

新たな協定で外国人留学生の採用が変わる

株式会社ガジリオンは、外国人留学生の採用促進を目指し、学校法人エール学園と包括連携協定を締結しました。ガジリオンは、企業と学生がカジュアルに繋がるプラットフォーム「ABC」を運営しており、これを通じて留学生たちに日本国内での就業機会を提供することを目的としています。

協定締結の背景

エール学園には、アジアを中心とした国からやってきた約1,600名の留学生が在籍しています。彼らは日本語を学びながら、貿易や経営、通訳・翻訳などの分野で専門知識を深めています。一方で、外国人を採用したい企業側には、特有の就職プロセスからくる接点のなさが課題として存在しています。業界どうしのギャップを埋めることが、この協定の重要な狙いです。

本協定の狙い

「ABC」システムを新たに活用することで、企業は自社の求めるスキルを持つ留学生に直接アプローチ可能となります。これにより、従来のプロセスでは実現できなかったフラットなコミュニケーションを促進し、留学生も自分に合った職場環境を選びやすくなるのです。期間を通したアルバイトなど、リアルな接点の中でお互いの理解を深めていける点も大きな魅力です。

具体的な取り組み

協定に基づき、以下のような連携協力項目が予定されています：
1. キャリア教育の推進に関すること
2. 地域定着と仕事理解の促進
3. 雇用機会の創出と採用DXの促進
4. 地域における共創の推進
5. 人材育成に関すること
6. 学術研究の振興
7. その他の産学連携活動

これらの活動は、留学生の日本での就業機会を広げることに加え、企業側の心理的障壁を低くする秘訣ともなります。

エール学園とは？

エール学園は、大阪・難波に位置する専門学校で、日本語やビジネス、情報、AIなど多彩な分野の専門教育を提供しています。1967年に設立され、約1,600名の外国人留学生が毎年学んでいます。進学や就職のためのサポートも充実しており、関西有名私立大学への進学を目指した模試や企業とのインターンシッププログラムなども実施し、実践的な教育を行っています。

ガジリオンについて

2023年に設立されたガジリオンは、収益の一部を教育振興活動に寄付するチャリティサービス「ABC」を開発しました。このシステムは、企業と学生の会話の場を提供し、相互理解を深めることを目指しています。若者の地元就職促進や早期離職の防止にも寄与する社会課題解決企業としての側面を持っています。

このように、エール学園とガジリオンの協力によって、外国人留学生の採用がよりオープンで効果的になることが期待されています。双方の強みを活かし、新たな時代における雇用の形を切り拓いていくでしょう。