インクルーシブデザインが実現した'ぴったセル'
新たなランドセルリュック「ぴったセル」が2026年4月に発売される。このプロジェクトは、株式会社STYZが運営するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」がフットマーク株式会社の支援を受けて展開されており、特に発達特性や手先に麻痺のあるお子さんたちのニーズに応える形で進められている。
新ランドセル「ぴったセル」の背景
ランドセル選びが早期化し、通学にまつわる課題が深刻化している昨今、ランドセル商品の開発においては多様なユーザーの声を反映する必要性が増している。フットマークは創業80年を迎えた老舗メーカーとして、特に数少ない声にも敏感であることが特徴だ。同社が展開する通学カバン「RAKUSACK」は、ある一人の利用者の声から始まったプロジェクトで、カバンが重すぎて壊れやすいといった不満を解消するための改良がなされていた。
最近の調査では、ランドセルが重すぎて使いづらいという意見が2〜3%見られ、これを受けて「インクルーシブデザイン」のアプローチへと向かうことになった。これによって、「ぴったセル」という新たなランドセルのプロジェクトが動き出した。
開発プロセスの約3年
一般的なカバンが1年間で開発されるところ、この「ぴったセル」は約3年の歳月をかけて行われた。当初はフットマーク社内での検証から始まり、グッドデザインに特化したGKダイナミックスがプロダクトデザインを担当することになった。設計に際しては、CULUMUがインクルーシブデザインの視点からリサーチパートナーとして参画し、特に発達特性のあるお子さんたちの声を的確に形にする努力がなされた。
生活密着型のリサーチ
CULUMUが行った「CULUMUリサーチ」では、発達特性のある子どもを持つ25家族に対するアンケート調査から始まり、デプスインタビューも行った。単なるヒアリングに止まらず、子どもたちが日常の不便さや課題をレポートする機会を設けたことで、よりリアルなニーズを把握することができた。
Webサイト制作で伝えたいメッセージ
CULUMUは、ランドセル「ぴったセル」の魅力を社会に伝えるため、公式Webサイトの制作も担当した。親子で一緒にサイトを見られるデザインや、子どもたち自身に理解できるよう工夫がなされている。そこには制作に関わったメンバーの特別な想いが込められている。
今後の展望
このプロジェクトは、フットマークとCULUMUの協力により、特定のニーズに応える製品としての形を成した。『ぴったセル』は、発達特性を持つ子どもたちだけでなく、より多くの子どもたちに愛されることを目指している。これからもCULUMUは「小さな声を価値に変える伴走支援」を続け、企業の事業創出に貢献する姿勢を崩さない。
製品概要
- - 品名: ぴったセル
- - 品番: 101317
- - サイズ: 高さ32.5cm×幅23.5cm×厚さ17.5cm
- - 容量: 11L
- - カラー: ブラック、ネイビー、ミント、ラベンダー、ピンク
- - 素材: ポリエステル100%(はっ水加工)、合皮
- - 税込価格: 本体 ¥27,500、着せ替えフラップ ¥4,400
詳細は公式Webサイト(
ぴったセルホームページ)を訪れてください。