MBS初の縦型ショートドラマ『大丈夫になりたい。』
今年4月、MBSが新たに手がけた縦型ショートドラマ『大丈夫になりたい。』が、Z世代向けに展開されています。このプロジェクトは、MBSと株式会社ZIKによる共同制作で、特にSNSでの影響力を持つクリエイターたちが制作陣に加わり、SNSフォロワーが200万人を超えるという規模でスタートしました。
Z世代の視点と共感
ドラマ『大丈夫になりたい。』は、Z世代が抱えるリアルな悩みや苦悩を描いています。それぞれのエピソードでは、異なる登場人物が日常で直面する問題に直面し、前向きな変化へのきっかけとなるストーリーが展開されます。プロジェクトの理念は、視聴者に希望やエネルギーを与え、未来に向かって歩み出す手助けをすることです。すでに12,000人以上のフォロワーがこのアカウントに集まり、多くの共感が寄せられています。
エピソード紹介
第21話「隠したい。」では、吹奏楽部の香春が先輩のフルートを落としてしまうという出来事から、自身の行動と罪悪感の葛藤を描いています。香春は最初、心の内を隠そうとしますが、先輩の言葉をきっかけに自分の思いを伝えることを決心します。このようにドラマは、視聴者が自身の感情や経験とリンクできるストーリーが展開されています。
制作陣の多様性
脚本・監督を務めるのは、関戸奏音です。彼女は高校時代に恋愛リアリティーショーに出演し、高い人気を誇るインフルエンサーです。また、プロデューサーチームには、インフルエンサーの支援を行ってきた前田啓太や、ショートドラマの新たな可能性を探求するはるぼーなど、SNS世代のプロフェッショナルが集っています。彼らの独自の感性と視点が、このドラマを生み出す原動力となっています。そのため、視聴者はより共感しやすい内容となっているのです。
応援のメッセージ
これまでの制作経験を踏まえ、関戸監督は「誰に何を伝えたいのか、メッセージ性のある作品を作ることにチャレンジしています」と語っています。彼女の目指すのは、不安を抱える人々に寄り添う作品の提供です。また、プロデューサーの前田氏も「視聴者の心に残るようなコンテンツを創り出したい」と熱い思いを語ります。
結びに
MBSの新たな挑戦であるショートドラマ『大丈夫になりたい。』。Z世代の視聴者が共感しやすいストーリーと制作陣の観点から生まれたこの作品が、どのように反響を呼ぶのか注目が集まります。今後も進化し続けるこのプロジェクトに目が離せません!