Progate Pathが生成AIで独学の壁を突破
Progate Pathは、自主的にプログラミングを学ぶ方向けのオンライン学習プラットフォームです。この度、新たに生成AI(LLM)を活用した画期的な機能を導入し、『独学の壁』を壊すことを目指しています。では、具体的にどのような機能が追加されたのか、詳しく見てみましょう。
1. 独学の壁とは?
多くの独学者が直面する課題、それが『独学の壁』です。この壁とは、孤独な学習環境において、アドバイスやフィードバックを受けられないことで生じる不安や迷いを指します。たとえば、書いたコードが正しいのか分からない、改善点が不明で困惑するなどの状況があります。従来の学習方法では、講師やメンターからの直接的なサポートを受けられないため、自己流の学習が続く中で挫折することも少なくありません。
2. 新機能の概要
Progate Pathはこの問題を解決するため、以下の2つの新機能を開発しました。
フィードバック機能
この機能では、学習者が書いたコードやタスクノートをAIが解析し、具体的なフィードバックを提供します。「何が良かったのか」を明示しつつ、「何を改善すれば良いか」を具体的に示すことで、実際に指導があるかのような感覚を実現します。これにより、学習者は自信を持って学び進めることが可能になります。
理解度チェック機能
次に、理解度チェック機能では、各タスクの最後にクイズを組み込むことで学習内容がどの程度定着しているかを確認できます。これらのクイズは、独自のプロンプトに基づき生成AIが作成したもので、学習者自身が苦手な分野を把握し、克服する手助けを行います。全タスクに順次導入予定で、学習の成果をより効果的に測ることができます。
3. 開発背景とプロセス
新機能の開発は「爆速」をモットーに進められました。たったの3日間でプロトタイプを実現し、実装に至ったのです。Progateは『Deliver the best』を企業価値に掲げており、ユーザー体験を向上させるために迅速な行動を重視しています。開発チームは、生成AIを用いることで学習体験をどう深められるかというテーマを熱心に議論し、その成果としてこれらの機能が生まれました。
4. Progate Pathの成り立ち
Progate Pathは2022年11月にスタートした、エンジニアとしての実務経験を積むことができるオンラインプログラミング学習サービスです。基礎レベルの学習から脱却し、実践的で高難易度な教材を提供することで多くの人々に支持を受けています。また、提携企業との連携を通じて、学習成果をインターンシップや就職に結び付ける取り組みも進めています。
5. 未来の展望
Progate Pathはただ教材提供に留まらず、ハッカソンやコミュニティの運営なども行い、より多くの創造的な人材を育成することを目指しています。今後もProgate Pathは、ユーザーのニーズに応えつつ、AIを活用した新しい学習体験の実現に向けた研究開発を進めていく予定です。
これからのプログラミング学習がどのように進化するのか、非常に楽しみです。皆さんもぜひ、Progate Pathを体験してみてはいかがでしょうか?