株式会社フィックスターズは、AIを取り入れたソフトウェア開発及び高速化のリーディングカンパニーとして知られています。この度、新たに発表した「AI Booster」は、高度なAIアプリケーションのパフォーマンスを即座に引き出すことができるAIアクセラレーションプラットフォームです。特に、様々なGPU環境での利用を目指し、持続的な能力向上を提供します。
これまでフィックスターズは、GPUリソースを最大限に活用するためのミドルウェアを開発し、GPUクラウドサービス「Fixstars K4」を通じ多岐にわたる顧客に提供してきました。この新しい「AI Booster」の登場により、AIアプリケーションの運用コストを抑えつつ、全体的な費用対効果を上昇させることが期待されています。また、このプラットフォームは主要なサーバー環境への適用も可能で、自社の用途に応じたカスタマイズや、必要な計算リソースの調達も行えるのが特長です。
さらに「AI Booster」は、ソニー・ホンダモビリティの新たなブランド「AFEELA」に搭載される自動運転AIの学習環境でも活用されています。この技術により、機械学習のスピードアップやハードウェア性能の最適化が実現されており、これからの自動運転技術における重要な要素となるでしょう。
ソニー・ホンダモビリティの代表、川西 泉氏は「人とモビリティの関係を再定義し、革新を目指す」と述べ、「AI Booster」の導入がGPUの演算効率を向上させ、より高精度なAIモデルを提供する手助けになると期待を寄せています。
フィックスターズの三木聡社長も「AI Boosterは、私たちの高性能コンピュータ技術を基にした製品であり、お客様がすぐにその能力を実感できるものになる」と語っています。この技術が、自動運転分野のみならず、医療や製造業界など多岐にわたる分野でのビジネス加速に寄与することが期待されています。
最近、ラスベガスで開催中のCES(Consumer Electronics Show)においても「AFEELA」がその姿を見せ、自動運転に向けた新たな可能性をアピールしています。この背景には、フィックスターズの高性能計算によるAI技術が存在しており、今後の展開が非常に楽しみです。詳細は公式ウェブサイトやYoutubeでも確認できます。