廃棄オリーブをアップサイクル！飲むだけで地方創生に貢献する新習慣サプリメント「OLIBIO」誕生

地方の廃棄物を活かしたサプリメント「OLIBIO」誕生

広島県大崎上島。この島で採れるオーガニックオリーブオイルは、その希少性から注目を集めています。オリーブアナアキゾウムシがほとんどいないため、化学農薬や化学肥料を使わずにオーガニック栽培が可能。国内でも数少ないオーガニック認証を取得したオリーブオイルは、生産者の努力と島の恵みによって生み出されています。

しかし、オリーブオイル生産には大きな課題がありました。オリーブオイルはオリーブの実から搾油しますが、実は全体のわずか1割しかオイルになりません。残りの9割は廃棄物となり、飼料や肥料として利用されるか、そのまま廃棄される運命にあります。生産者にとって、丹精込めて育てたオリーブのほとんどが廃棄されるのは大きな痛手でした。

廃棄物から生まれた奇跡のサプリメント

この課題を解決しようと立ち上がったのが、大崎上島の株式会社アンドピリオドと、株式会社ユーグレナです。両社は共同で、オリーブの廃棄物を有効活用したサプリメント「OLIBIO」を開発しました。「OLIBIO」は、大崎上島のオーガニックオリーブと、ユーグレナ社の八重山クロレラを組み合わせた、プレミアムなサプリメントです。添加物や不純物を一切使用せず、自然の恵みを凝縮した製品となっています。

開発には約2年もの歳月がかかりました。オーガニックオリーブの粉末化には、ユーグレナ社の技術が不可欠でした。原料の輸送や保管、そして粉末化のプロセスにおいて、多くの課題がありましたが、両社の技術と努力によって、ついに「OLIBIO」が完成しました。

モニター調査で95％が効果を実感

「OLIBIO」は、30～40代女性を対象としたモニター調査を実施。その結果、参加者の95％が効果を実感しました。具体的な効果としては、「寝覚めがよくなった」「眼精疲労が軽減された」「化粧ノリがよくなった」「肌ツヤがよくなった」「便通がよくなった」などが挙げられています。

地方創生への貢献

「OLIBIO」は、単なるサプリメントではありません。地方創生への貢献という大きな意味も持っています。毎年大量に廃棄されていたオリーブの残渣が、貴重なサプリメントへと生まれ変わったのです。これは、生産者にとって大きな喜びであり、同時に、地方経済の活性化にも繋がります。

株式会社アンドピリオドの藤中代表は、「地方には、オリーブのように廃棄せざるを得ない食材がたくさんあります。生産者の努力を無駄にしたくない」という強い思いから、「OLIBIO」の開発に挑みました。この取り組みは、他の地方の生産者にとっても、大きな希望となるでしょう。