ユーリアが1.2億円調達、即時尿検査サービスを強化へ

株式会社ユーリアが新たな資金調達に成功

愛知県名古屋市に本社を構える株式会社ユーリアが、約1.2億円の資金調達に成功しました。この資金は、Pre-Aラウンドにて愛知キャピタルとキャナルベンチャーズを含む複数の企業から集めたものであり、今後の成長に向けた重要なステップとなります。

ユーリアのビジョンと即時尿検査サービス

ユーリアは「すぐわかるを、もっと身近に」というミッションを掲げており、スマートフォンを用いて尿から体の状態をリアルタイムに解析するサービスを提供しています。具体的には、独自に開発したバイオマーカーを利用した簡便な検査キットとアプリを組み合わせ、誰でも簡単に健康状態を確認できる環境を整えています。さらに、東京大学や名古屋大学、広島大学との共同研究も進めており、研究開発の飛躍的な進展を目指しています。

資金調達の目的と事業拡大

今回調達した資金は、組織の拡大や強化に注力するために使用される予定です。特に、東京オフィスの設立や、CTO候補、エンジニア、営業、バックオフィススタッフなどの採用を加速します。水野将吾代表は、この資金調達により、2024年6月の東京オフィスでの戦略的な人材確保を進め、事業の成長を加速していく考えを示しています。

投資家の視点

投資を行った愛知キャピタル株式会社の代表取締役、磯部勝雅氏は、ユーリアの提供するサービスが健康寿命の延伸や未病予防に貢献すると期待しています。このようなサービスは地域の活性化に寄与するものであり、愛知銀行グループのリソースを活用して支援すると強調しています。

また、キャナルベンチャーズの代表取締役、松岡亮介氏も、ユーリアの尿検査を日常的に行うことで、健康管理を身近にするビジョンに共感し、出資を決定したと述べています。彼は、ユーリアが提供するサービスが幅広いB2C分野と連携することで、健康状態を簡単に確認できるようなる社会を一緒に目指すという期待を寄せています。

未来に向けて

ユーリア社は、今後さらなる発展を目指し、即時尿検査サービスを通じて健康管理のあり方を変革していく意向です。2021年4月の設立以来、企業や研究機関との協業を通じて、より多くの人々に簡単に健康をチェックできる仕組みを提供し続けています。

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