酒井忠宣氏のキリムと部族絨毯コレクション展示会が開催

酒井忠宣・遊牧民キリム&部族絨毯コレクション販売会

神奈川県鎌倉市のギャラリーQuadrivium Ostiumは、2024年12月5日から17日まで、遊牧民の毛織物に特化した展示会を開催します。このイベントは、コレクターの酒井忠宣氏による貴重なコレクションを紹介する機会です。

ユニークな「用の美」を体験

今回の販売会では、遊牧民の生活に欠かせない毛織物がテーマです。酒井氏が情熱を注いできたキリムの魅力を中心に、ナマクダーン（塩入袋）、ホルジン（鞍掛袋）、ソフレ（食事用布）などが展示されます。

酒井氏がキリムに魅了されたのは、若いころに偶然出会った一枚のイランのキリムがきっかけだそうです。今展は、昨年の好評を受けて再び開催されることになり、厳しい自然環境下での遊牧民の生活を反映した「用の美」の民族布の数々を堪能できます。

秘蔵のアンティークキリムも

展示される布の中には、数十年前の歴史的価値の高いアンティークキリムも含まれています。これらは、酒井氏がサラリーマン時代から集めてきたコレクションの一部で、19世紀後期から20世紀前期にかけてのものです。色鮮やかで模様には、幸福を願う意図が込められています。

座談会「キリム好き集まれ！」

また、12月14日(土)には、酒井忠宣氏を囲んで「キリム民族布の魅力を語りあう会」が行われます。この座談会は無料で参加でき、キリムの飾り方や使い方などのノウハウを共有し、参加者同士で意見を交わす機会です。興味がある方はぜひご参加ください。

ギャラリーの紹介

Quadrivium Ostiumは、古美術と現代アートを融合させたギャラリーで、様々な文化イベントを開催しています。館内は、ヨーロッパのアンティーク家具や民藝家具で彩られており、約30点のアート作品が常時展示販売されています。

ギャラリーの建築デザインは国内外で受賞歴があり、その美しい空間は訪れる者を魅了します。