香川オリーブガイナーズ、地域愛を深める出張野球教室
プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグplusに属する香川オリーブガイナーズが、令和7年11月29日(土)に高松市立山田中学校の運動場で「出張野球教室」を開催しました。このイベントは、地元中学生がプロ野球選手と直接交流できる貴重な機会を提供し、その結果として地域への愛着を育むことを目指しています。
地域とのつながりを強化する目的
高松市東部地域に位置する同校の生徒にとっては、レクザムスタジアムでの試合観戦の機会が少なく、地元のプロチームと親しむことが難しい現状があります。今回の出張教室は、単なる技術指導にとどまらず、プロ選手の熱意や夢を追いかける姿勢に触れることで、生徒たちのシビックプライドを育成し、地元球団への理解を深めることを目的としています。
プロ選手による熱心な指導
この日の出張野球教室には、森元 彪向投手、前田 琉成投手、長嶺 良亮内野手の三選手が参加し、熱心に指導にあたりました。まず実技指導として、バッテリーや内外野に分かれての専門的な技術指導が行われ、最新のトレーニング方法や基礎技術の重要性が伝授されました。
さらに、選手たちはチームとして「心」の重要性についても語りました。「大舞台での実力を発揮するための準備」や「夢を追い続けるモチベーション」についての講話は、生徒たちの真剣な眼差しを引きつけ、心に響くものがありました。選手たちは自らの経験を基に、逆境を乗り越えるためと、目標を持つことの意義について話しました。
地域との関わりを深める質疑応答
この教室では質疑応答の時間も設けられ、生徒たちからは技術に関する質問だけでなく、地域社会とプロチームの関係について、また学校生活と野球の両立についてなど幅広い質問が寄せられました。選手たちは自分の経験を元に熱いメッセージを送り、生徒や保護者に地域への愛着を感じさせました。これにより、地元プロ球団への理解の深化やシビックプライド育成が実現しました。
開催概要
- - 日時: 令和7年11月29日(土) 8:30~11:30
- - 会場: 高松市立山田中学校 運動場
- - 対象: 同校野球部員、顧問、保護者
- - 参加選手: 森元 彪向、前田 琉成、長嶺 良亮
選手たちのコメント
- - 森元 彪向投手: 「バッテリーの指導ではオフシーズンを見据えたトレーニング方法を重点的に伝えました。生徒たちの学びの熱意が、指導効果を高めてくれました。」
- - 前田 琉成投手: 「夢を追うための姿勢について私の経験を交えながら話しました。『諦めない心』の重要性を伝えることができたと思います。」
- - 長嶺 良亮内野手: 「野球を続けるモチベーションになればと思います。趣味や夢を持つことの大切さを伝えられることが嬉しいです。」
今後の展望
香川オリーブガイナーズは、地域密着型の活動を今後も展開し、地元のスポーツ振興や青少年育成に貢献することを目指します。また、地域との連携を深め、より多くの人々に夢と感動を届ける存在として成長していきたいと考えています。
最終的には、地域の課題を解決し、地域活性化に寄与する“社会価値創出型の球団”へと成長していくことが、その活動の本質です。香川オリーブガイナーズは、独立リーグのトップクラスとして、地域に根ざした活動を通じて次世代への影響を与え続けていくことでしょう。