再販スタートした『八女杉』のお香
自然との共生をコンセプトにしているキャンプ女子株式会社が展開する無添加お香ブランド「CRYSTAL INSENCE」が、長らく欠品していた人気商品『八女杉』の再販を開始しました。『八女杉』は、国産原材料100%を誇る無添加のお香で、福岡県の小さな工房で製造されています。この工房では、代々受け継がれてきた水車の動力による製粉技術が用いられ、今も尚、手作りの温もりを感じさせる製品作りが行われています。
国産タブ粉の貴重さ
タブ粉とは、お香を形作るために必要な重要な原材料です。その原材料は椨の木から取れる樹皮の粉末で、日本の南九州地方に自生しています。昭和初期には盛んに生産されていましたが、1970年代以降、コスト効率の良い海外産に取って代わられ、国産タブ粉の生産者は減少の一途をたどっています。
CRYSTAL INSENCEの『八女杉』は、そんな厳しい環境の中、自社にこだわりを持つ福岡県の工房から原材料を仕入れています。
世界的な香原料供給の状況
お香の主な原材料である白檀は完全に海外に依存しています。また、伽羅や沈香といった香料もほとんどが輸入品であるため、日本で入手できる香原料は限られています。2022年、線香類の生産額が全国で242億5,800万円とされていますが、その多くが兵庫県で生産されていることがわかります。このような状況から、国産のタブ粉や国産のお香を作るということは、非常に希少な取り組みなのです。
水車製粉の重要性
『九州の森』に使われているタブ粉と杉粉は、福岡の小さな工房で水車のみを使って製粉されています。この製法は、電動の高速回転式の製粉機に比べ、大量生産には向きませんが、素材が熱で変質しないため、木本来の香りを損なわないという特長があります。日本各地ではこの水車による製粉技術が減少しており、非常に貴重な取り組みとなっています。
『九州の森』と伝統をつなぐ
『九州の森』のお香を手に取ることは、国産の材料で作られた製品を支えるだけでなく、先人たちの技術を次の世代へと受け継ぐことでもあります。使用されるタブ粉や杉粉は、すべて福岡県産。また、水晶パウダーも山口県からのものであり、無添加で手作りです。化学染料や合成香料も使用されていません。
再販の背景
『八女杉』のお香は、手作りのため生産体制の制約から長期にわたり欠品していました。しかし現在、製造体制が整い、再び供給が可能になったのです。とはいえ、大量生産は難しいため、需要が高まれば再欠品することも考えられます。
商品情報
- - 商品名: 八女杉
- - 内容量: 約60本
- - 原材料: タブ粉(福岡県産)、杉粉(福岡県産)、水晶パウダー(山口県産)
- - 製法: 水車製粉(原料工房)、手作り、福岡県内製造
- - 特徴: 純国産原材料100%、無添加、化学染料・合成香料不使用
- - 価格: 6,600円(税込・送料別)
- - 販売場所: 公式サイト
このお香を手にすることは、ただ香りを楽しむだけではなく、日本の伝統的な製法を支えることにもつながります。日本の香文化を現代に届ける「CRYSTAL INSENCE」は、消費を通じて文化を守る選択肢を人々に提供しています。