海と緑ヶ丘小プロジェクト
2025-07-25 13:27:55

海と緑ヶ丘小プロジェクトが次世代の海洋教育を推進する!

海と緑ヶ丘小プロジェクト~海の学校2025~が開催されました!



宮崎県の海洋教育のモデルを目指す「海と緑ヶ丘小プロジェクト」が、2025年7月14日(月)に緑ヶ丘小学校の6年生35名を対象に、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐための学習プログラムを実施しました。このプロジェクトは、自然環境を尊重し、人と人が海を介してつながることを重要視した“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。具体的には、2024年度に延岡市教育委員会と協力し、選ばれた小学校の児童が重点的な海洋学習に取り組むための環境を整えています。

学習内容と目的



毎年4月から7月にかけて行われるこのプログラムでは、参加者は「宮崎の豊かな海を未来に残すには?」というテーマで計6回の学習を行います。プログラムには校外学習や実体験、専門家による講話が盛り込まれ、地元の海について深く学ぶ機会が提供されます。これを通じて、子どもたちが海の恵みを知り、海との関わりについて正しく認識することで、「海のために何ができるか」を考える力を育むことを目的としています。

第5回プログラムの詳細



今回のプログラムでは、延岡市北浦町に位置する「株式会社新海屋」を訪問しました。ここでは、海面養殖の加工・販売が行われており、代表取締役の小川裕介さんから直接、延岡の漁業について学ぶ貴重な体験がプログラムの核となりました。小川さんはまず、天然魚と養殖魚の違いについて解説し、子どもたちに対して養殖が家庭の食卓にどれほど重要かをわかりやすく説明しました。

「スーパーに並ぶ魚の多くは養殖のものです。安定して供給するためには、養殖が欠かせない存在です」とお話しされ、参加者たちはその意義を理解しました。

北浦町は、ブリやタイの養殖が特に活発に行われている地域で、年間に出荷されるブリの数は100万尾にも達します。この情報を踏まえ、小川さんが経営される新海屋では、ブリやカンパチ、タイを中心に年間で約40〜50万尾を加工・出荷していることも教えていただきました。

加工場見学



その後、小川さんは実際の魚の加工現場へと案内してくれました。この日は天候の影響で機械は稼働していませんでしたが、普段の作業工程について詳しく説明してくれたのです。実はこの会社では、数年前から機械を導入し、魚の加工効率を飛躍的に向上させています。

子どもたちからは、「美味しく食べてもらうためにどんな工夫をしているのか?」という質問が上がり、そこに小川さんは「血抜きを丁寧に行うこと」「迅速に加工すること」「毎日の徹底した清掃と衛生管理」など、美味しさの背後にあるこだわりについて丁寧に教えてくださいました。

このような取り組みのおかげで、新海屋のブリは真空パックで冷蔵保存すると、生のままでも11日間美味しさを保てることを強調され、子どもたちは今後の魚料理への感謝の気持ちを抱くきっかけとなったようです。

美味しい体験



最後には、見学で学んだブリを使った「ブリ丼」と「ブリフライ」を、昼食としていただく時間が設けられました。子どもたちは、「本当に美味しい!」「今までで一番おいしい魚だ!」といった感想を口々に述べ、この経験が彼らにとって深い意味を持ったようです。

参加者の声



参加した子どもたちからは、「工場の皆さんが魚を美味しく食べてもらうためにどれだけ努力しているのを知って感動しました。これから魚を食べるときは、今日のことを思い出したいです。」というコメントも。その言葉からは、海や魚に対する理解が深まり、日常生活において感謝の気持ちを持つようになった様子が伺えました。

まとめ



この「海と緑ヶ丘小プロジェクト」は、次世代に海の大切さと、その海を守ることの重要性を教える素晴らしい取り組みであり、今後のプログラムも期待が高まります。また、一般社団法人海と日本プロジェクトinみやざきの活動も、この地域の未来を支えていくことでしょう。


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会社情報

会社名
ソーシャルアクションネットワーク
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東京都港区赤坂
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