格闘技の歴史を切り取る！長尾迪のフォトライブラリー開設

格闘技の歴史を写すフォトライブラリーの誕生

株式会社イングラムは、長年にわたりUFCやPRIDEのオフィシャルカメラマンとして活躍している長尾迪氏が、格闘技の写真を集めたデジタルフォトライブラリー『長尾迪MMAフォトライブラリー』を開設したことを発表しました。この取り組みは、RIZINの協力も得て実現しています。

フォトライブラリーの特徴は、ヒクソン・グレイシーや桜庭和志といった総合格闘技のレジェンドから、現在RIZINで活躍する朝倉未来や平本蓮、さらには那須川天心といった若手選手の写真が充実していることです。これらの写真はメディアに向けてオンラインで購入が可能で、商用利用を目的としたストックフォトシステムが設けられています。価格は1点あたり10,000円からで、使用条件に応じて変動する場合があります。

過去の名勝負を振り返る

長尾氏が収めてきた写真には、総合格闘技の原点とも言われる『修斗』や、国際的に知名度を上げた『PRIDE』や『UFC』、日本の総合格闘技界を牽引する『RIZIN』に加え、キックボクシングの『K-1』や、那須川天心選手を生み出した『RISE』など、様々な興行の舞台裏が含まれています。これらの団体でのオフィシャル・フォトグラファーとしての経験から、生で感じた試合の熱気や迫力を写真を通じて伝えてきました。

フォトライブラリーの活用法

格闘技のファンのみならず、メディアの方々にも魅力的な素材が揃っているこのフォトライブラリーは、報道や広告など幅広い分野での活用が期待されます。特に、各大会での名シーンとなる写真は、選手だけでなくファンの心にも深く刻まれていることでしょう。

さらに、長尾氏の写真は過去にも多くの報道に採用されており、大谷翔平選手が特別な意味を込めて使用したTシャツに山本KID選手の写真が使われた例もあります。こうした実績から、フォトライブラリーに収められた写真は、メディアにとって価値の高い情報源となっています。

長尾迪の足跡

長尾迪氏は1962年北海道に生まれ、格闘技写真の草分け的存在として広く知られています。彼はUFCやK-1だけでなく、RIZINやその他の格闘技団体においても、その腕前を存分に発揮しています。彼の著作には、格式高い内容のものが多く、特に『那須川天心 ALL OR NOTHIN』や『初見良昭コレクション忍者刀』などは、多くの人々に影響を与えています。

海外にも多くのフォロワーを持つ長尾氏は、ブラジルやフランスでも写真集をリリースし、各国での評価も高いです。また、格闘技の魅力を継続的に発信するため、「Number Web」ではコラムも連載しています。