日本ベッド製造が港区みどりの街づくり賞を受賞
日本ベッド製造株式会社は、令和元年に建設された本社屋で、第18回「港区みどりの街づくり賞」を受賞しました。この賞は、環境に優しい街づくりを推進するために設けられたもので、今年は約200施設から選ばれた10施設のうち、特に優れた3施設が評価されました。
受賞の理由として、まず注目されるのが、本社屋の清潔感です。5階建ての建物は、都市においては一般的な規模であるものの、特に目を引くのはそのソフトな緑との調和です。様々な樹種の植栽は、野鳥や昆虫を引き寄せるように設計されており、生態系を意識した工夫が随所に見受けられます。特に、斑入りの植物が多く導入されている点は、バリエーションのある景観を生み出し、訪れる人々に好感を抱かせる要素となっています。屋上の植物用土は豊富に設けられており、訪れる人々に生きた自然を感じさせる環境を提供しています。
本社屋の設計理念
「眠れる森」というテーマの下で設計された本社屋は、睡眠が自然なものであることを強調しています。使用されているのは天然素材で、無機質な建物とは一線を画し、ゆったりとした空間が印象的です。都会の中でも、季節の移ろいを感じさせる上質な環境が整えられています。特に、玄関横にはシンボルツリーとしてシマトネリコが植えられ、四季折々の変化を見せることで、訪れる人々に自然の息吹を体感してもらいたいという思いが込められています。
このような配慮のもと、来訪者はオフィスというよりも、まるで家に遊びに来たかのような感覚を抱くことができる空間が築かれています。また、植栽は可能な限り無農薬にし、虫や鳥を招くことで、ナチュラルな環境の創出にも力を注いでいます。
地域社会への貢献
日本ベッド製造株式会社は、今後も環境に配慮した心地よい街づくりを推進し、民間の緑化活動に積極的に関与していく方針です。植物に対する愛情と理解が根付いた街づくりを進めることで、地域社会の発展にも寄与し続けると確信しています。
会社情報
日本ベッド製造株式会社は1926年に「日本羽根工業社」として創業し、日本初のベッド製造会社としての歴史を歩んできました。洋式寝具の生産に続き、国産初の連結式スプリングマットレスの開発にも成功し、現在はポケットコイルマットレスを主力商品としています。これからも新たな技術で多様化するライフスタイルやニーズに応えていく所存です。
【所在地】東京都港区南青山2丁目10番2号
【ホームページ】
日本ベッド製造株式会社