Coral Capital設立の背景と目的
株式会社Coral Capital(以下「Coral Capital」)は、500 Startups Japanの創業メンバーであるJames Rineyと澤山陽平の手によって設立されました。Coral Capitalは、50億円という資金を調達し、シードステージの日本のスタートアップに対する支援を本格化させます。その使命は「戦略的に、未来へ」というところにあります。この理念のもと、社会的な課題に挑む優秀な起業家への投資を通じて、より良い未来を築くことを目指しています。
スタートアップエコシステムの貢献
過去数年間、Coral Capitalの前身である500 Startups Japanは、数多くのスタートアップ企業への投資を行ってきました。具体的には、SmartHRやKAKEHASHI、Infostellarなど、40社以上の企業に対して支援を行い、日本のスタートアップエコシステムの健全な成長を助けてきました。特に、日本のスタートアップへの投資は2014年から2018年にかけて約2倍に増加しており、これに伴って新ファンドを立ち上げる運びとなったのです。
投資先企業へのサポート内容
Coral Capitalは、投資先スタートアップ企業の成長を支援するための多角的なプラットフォームを構築しています。このプラットフォームは、以下の4つの機能を軸に展開されます:
1. 資金調達
独自のデータベースを活用し、500社以上の投資家との関係を維持、投資先企業が必要とする際に適切な支援を行います。特に、SmartHRのシリーズBの際には、15億円をターゲットとした特別な支援も行なっています。
2. 採用支援
国内最大級のコミュニティ「Coral Community」を通じて、スタートアップに興味を持つ優秀な人材とつなぐイベントを開催。また、キャリアイベントに約300名が参加しており、採用におけるアドバイスも提供しています。
3. 広報支援
スタートアップが抱える広報の課題にも対応し、各メディアとの関係構築をサポート。また、適切な広報活動を通じて投資先の成長を促進します。
4. コミュニティ形成
「Coral Family」として投資先スタートアップ同士のつながりを深める活動を展開。資金調達や経営、開発に関する情報共有の場を設け、互いに成長を促しています。
将来の展望
Coral Capitalの設立により、日本のスタートアップエコシステムにおける役割がさらに重要になることが期待されます。500 Startups Japanの全メンバーがCoral Capitalに参加し、これまでの成功を糧に、新たな道を切り開いていくことでしょう。起業家支援の新たな形が今、ここに誕生しました。
公式なウェブサイトは
Coral Capitalのサイト で、さらなる情報を随時発信していく予定です。