タムロンとマプリィが戦略的協業を開始、地理空間情報の新たな可能性を拓く

タムロンとマプリィの戦略的協業に関するニュース

株式会社タムロン（代表取締役社長：桜庭省吾）は、地理空間情報アプリを展開している株式会社マプリィとの間で、戦略的な協業体制を構築したことを発表しました。この協業は、タムロンが同社に資金を出資する形で実現されました。

マプリィの革新的な技術

マプリィは、森林や土木の分野におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しています。リモートセンシングサービスを活用して、計測・解析したデータを通じて、使いやすいサプライチェーンプラットフォームの提供を行っています。これにより、従来は高コストで難易度が高いとされていた三次元データの取得と活用を容易にするソリューションを提供しています。

日本の森林と社会問題

日本は世界でも有数の森林国であり、その面積は国土の約三分の二を占めています。しかし、森林の蓄積が増える一方で、林業従事者の減少や高齢化が進んでいるため、適切な森林管理が困難な状況が続いています。この結果、森林が本来持つ土砂災害の防止や地球温暖化の緩和、生物多様性の保全などの機能が十分に発揮できずになっています。

協業による新たなシナジー

タムロンが持つ光学技術とマプリィのデジタル技術の融合により、両社は新たなシナジーを生み出すことが期待されています。具体的には、森林管理や土木産業におけるチャレンジを解決するため、新しいデジタルソリューションを開発することを目指します。この取り組みによって、森林や他の産業分野における課題解決に貢献できることが見込まれています。