余暇市場2024の成長
2025-10-28 14:12:44

2024年の余暇市場は75兆円超!コロナ前を上回る成長を見せる

2024年の余暇市場は75兆円超!コロナ前を上回る成長を見せる



公益財団法人 日本生産性本部が発行予定の「レジャー白書2025」では、2024年の日本における余暇関連市場が75兆2,030億円に達する見込みであることが明らかになりました。このデータは、コロナ禍前の2019年の水準をも上回るものであり、国内旅行が3年連続で首位を維持しています。

余暇活動の現状



調査によると、2024年の余暇活動において特に好調なのが国内観光旅行で、参加人口は約4,680万人に上ります。この数字は、旅行を選択する日本人の関心の高さを示しています。また、動画鑑賞も引き続き人気を集め、参加者を増加させて2位に上昇しました。さらに、外食や読書も上位にランクインしていますが、多くのレジャー活動で参加人数の減少が観察されています。

興味深いのは、一人当たりの平均参加種目数が前年比で0.2種目減少し、10.2種目にとどまっている点です。特に女性の減少幅が大きく、男女間では0.3種目の差がみられます。この傾向は、余暇活動に対する興味が薄れている可能性を示唆しています。実際、回答者の3分の2以上が、仕事よりも余暇を重視していることが分かっています。

余暇市場の動向



2024年の余暇市場は前年比5.6%の増加を見せ、業界全体がコロナ禍からの回復を果たしています。分野別に見ると、観光や行楽部門が前年比で9.9%増加する一方、スポーツ部門や娯楽部門も堅調な成長を見せています。特にフィットネスクラブやスポーツ観戦は好調で、パチンコや外食業界も回復しています。

趣味・創作部門では、音楽会や演劇が好調であり、電子的なコンテンツ配信も安定しています。しかし、一部の分野では成長が鈍化してきているため、今後のトレンドが注目されます。

旅行業界の復活



国内旅行の需要は高まり、ホテルやレジャーランド、旅行業、鉄道、国内航空など各業界が順調に回復しています。ただし、海外旅行はまだ完全には回復していないものの、緩やかな成長が見られます。この背景には、新型コロナウイルスの影響が軽減したことで、旅行への関心が再び高まっていることがあるでしょう。

「レジャー白書2025」の発表は、コロナ禍を経て私たちの余暇活動がどのように変化したのか、またどれだけの影響を受けたかを示す貴重なデータとなります。今後の余暇市場の動向を注視し、私たちのライフスタイルがどのように変わっていくのかを見守っていきたいものです。


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