画期的な音楽の祭典が多摩市で開催
2022年12月25日(日)、東京都多摩市のパルテノン多摩にて、フルオーケストラと合唱の特別なコンサートが開催されます。このイベントは、人工知能美学芸術展の一環として行われ、合唱とオーケストラが一堂に会する併催プログラムとなっています。
芸術の新たな枠組み
今回のコンサートの目玉は、チャールズ・アイヴズの《交響曲第4番》の今世紀における日本初演です。この作品は非常に広範囲なオーケストレーションと、なんと指揮者が3名と合唱団、オーケストラの総勢132名を必要とします。特に、その構造は普通の交響曲とは異なり、特殊調律を施した3台のピアノや、独特な打楽器や電子楽器を使ったパフォーマンスが特徴です。
また、過去に日本で演奏されたのはわずか2回だけということで、貴重な機会となります。
先駆的なプログラム
コンサートは、他にも無人で演奏されるコンロン・ナンカロウ作曲《自動演奏ピアノのための習作》や、片手で四分音符を弾くゲオルク・ハースの《スティーヴ・ライヒ讃》といった作品がプログラムに含まれています。これらは、AIや機械がもたらす新しい音楽表現の可能性を探るものです。
さらに、人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)の新作である《2台ピアノのための四分音ハノン》と、《人工知能美学芸術交響曲》も世界初演されることが発表されています。このように、コンサートは古典と現代のユニークな融合を実現しています。
アート展との連携
コンサートに先立って、ホワイエではアート展も開催される予定です。ここでは、AI美学芸術研究会の新作《逆カクテルパーティー効果》や、リアルタイムに生成される《コンセプチュアル・ウイルス》が展示され、参加者はAIの役割と創作プロセスについての新たな洞察を得ることができるでしょう。
詳細情報
この画期的なイベントは、多摩センター駅からアクセスしやすい場所に位置しており、開演は15:00ですが、開場は14:30からスタートします。チケットは、SSからBまでの様々な価格帯がありますので、ぜひ訪れてみてください。
チケット情報
- - SSチケット:¥12,000(非正規書籍付)
- - Sチケット:¥10,000(非正規書籍付)
- - Aチケット:¥8,000(非正規書籍付)
- - Bチケット:¥6,000(AI美芸研からのみの販売)
- - アーカイブ配信チケット:¥3,000
終わりに
このコンサートは、音楽だけでなく、人工知能と人間の芸術的な創造の未来を探る貴重な機会です。2023年を迎える前に、ぜひ参加して、人間とAIが共に創り出す新たな芸術の可能性を体験してください。