トップアーティスト中里伸也氏の新作展がtmh.で開催
ジュエリーブランドtmh.のアートスペース「Vertigineux(ヴェルティジヌ)≠tmh.」では、アーティスト中里伸也氏の個展「A Wall In Between」がまもなく開催されます。本展は、物質世界と精神世界の境界に位置する“壁”や“ファサード”をテーマとした新作を発表し、中里氏の独特な感性が織りなす作品群が展示されます。
展覧会のテーマと作品内容
中里氏の作品は、これまで写真や立体、絵画的要素が融合しながら「見ること」と「見られること」の関係を探るものでした。新作では、過去の立体作品やドローイングをベースに、合板上に再構成された形態を通じて、新しい抽象的コラージュを生み出します。都市のグラフィティを連想させるその作品は、感情が集積する都市の表層を象徴的に描き出し、訪れる人々に視覚の再認識を促す装置のように機能します。
中里伸也による作品とその背景
中里伸也氏は、1973年に東京に生まれ、プラット・インスティテュートの芸術学部写真学科を卒業。数々の受賞歴があり、国内外で精力的に活動を展開してきました。彼の作品の一部には、心の在り方を表現するために制作された箱から拡張された世界観が影響を与えており、物理的な「壁」を越えて未知の世界を模索する様子が伺えます。
作品サイズは、H920×W445×D35mmと、コンパクトながらも存在感が漂います。中里氏は、自身の生の痕跡を抽象的に表現し、未来に対する希望と探求心を持ち続けています。彼の作品は、単なるアートではなく、観る者に深い思索を促すものです。
Vertigineuxが提供する新しい文化的体験
アートスペース「Vertigineux」は、tmh.のクリエイションの背後にある思考と物の関係を可視化する場所として設定されています。tmh.のデザイナーである古田智彦氏は、過去の文化や記憶、そして個人の癖や嗜好を反映した作品を生み出しており、それらがジュエリーの形で具現化されています。ここでは、多様なアーティストとの出会いがあり、新たな感性の扉が開かれる瞬間を訪れる人々と共に共有できることを目指しています。
中里伸也のプロフィールと活動
中里氏は、近年も様々な展覧会を通じてその名を広めています。2025年には「心の部屋」を東京ミッドタウンで開催予定で、これを含む数々の活動は、彼自身の成長を示すものとなっています。特に、彼の作品が持つ洗練された視点と抽象性は、多くの観客に新たなインスピレーションを与えることでしょう。
tmh.について
tmh.は、エビスに拠点を置くジュエリーブランドで、美術や文学、モードなど多様な要素を取り入れ、幅広い考察を展開しています。ブランドの特徴は、現代的な彫刻的フォルムであり、これがジュエリーに新しい価値をもたらしています。tmh.の作品は、身にまとうことのできるアートとして、個々の内面と外界を結びつけるものとなっているのです。
お問い合わせ情報
本展覧会に関する詳細は tmh. の公式ウェブサイトをご覧ください。そして、今回の個展を通じて、多くの人々との出会いを楽しみにしています。アートの持つ力を感じ、心の深い部分に触れる絶好の機会をお見逃しなく。
アートが好きな方、ジュエリーに興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。