JGBA視察会レポート
2023年2月28日、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)が主催する第3回目の視察会が東京で開催されました。このイベントは「自社のモノづくり魂が顧客の創造を超える時!」をテーマに、34名の参加者が集まりました。
JGBAはリアルな学びの場を提供することに力を入れており、2022年より様々な視察会を開催してきました。これまでに参加した企業には、岡山県のライフデザイン・カバヤ、栃木県のリアンコーポレーション、福岡県のMAKI HAUSなど、多岐にわたります。これらの企業の事務所やモデルハウス、施工現場を見学する機会をつくることで、会員間の情報共有や交流を促進しています。
現在までに開催された視察会では、各社の取り組みや施工技術を直接確認することができました。そして今回も、セイズ株式会社の最新モデルハウスや分譲住宅の施工現場を見学し、方式や技術について学ぶことができました。
東京で開催した第3回視察会
今回の視察会は「セイズ視察会in東京」として位置づけられ、参加者たちは最新のモデルハウスや完成した分譲住宅、施工中の現場を見学しました。特に、全棟がZEH(Zero Energy House)基準を満たすことを支える断熱材や省エネ仕様の住宅が注目されました。具体的には、東京都が推進している独自の省エネ基準を満たす住宅が登場し、参加者は実際にその環境を体験しました。
また、視察の様子は多様なトピックに広がりを見せました。モデルハウスの利用法案や来場者の反応、さらには営業活動の進捗やニーズについても、直接的な担当者の感想や意見を聞くことができ、大変充実した内容となっていました。
分科会と企業の取り組み
視察後にはセイズ株式会社の本社に戻り、分科会が行われました。この分科会では、ソリューション事業の責任者や若手設計者からの発表もあり、「一貫性とスピード」をテーマにした出口戦略について詳しく解説されました。毎月8棟の着工・竣工を実現するためのチームビルディングの取り組みや、人材育成を支える成長考課制度など、具体的な社内の充実した制度も紹介されました。
また、及川達也代表取締役がこれまでの3回通してのセミナーを振り返りつつ、同社の「高性能住宅」を「計算できる家」と位置付け、購入検討者に向けてその計算の重要性と論理的な説明の方法について解説しました。社長自身が直接行っている取り組みについても具体例を交えながら説明し、参加者の皆さんに大変好評でした。
視察会の締めくくりには交流会も設けられ、参加者同士の親睦を深めながら生の現場の知識や経験を共有する貴重な時間となりました。参加者からは「企業秘密とされる情報がオープンにされることが素晴らしい」との声も上がり、相互に刺激を受ける場へと成長したことが伺えます。
今後の取り組みと講演会
JGBAでは今後も様々なイベントを開催予定です。また、次回の講演会として、元ムエタイ世界チャンピオン武田幸三氏を招いて「覚悟の持ち方」に関するお話も準備中です。今後も様々な形での学びの機会を提供していくJGBAの取り組みにご期待ください。
詳細についてはJGBAの公式サイトをご覧ください。