ゼレンとBAP社が結んだ戦略的提携、企業変革を加速する新たな力

ゼレンとBAP社、企業変革支援での戦略的提携を発表

2023年〇月〇日、ゼレンストラテジーアンドデジタル株式会社（以下、ゼレン）と、ベトナム・ダナンに本社を置くBAP IT CO.,JSC（以下、BAP）は、企業のデジタル変革を支援するための戦略的パートナーシップを締結した。両社は、この提携を通じて日本企業の持続的な成長と競争力を高めることを目指している。

デジタル変革の重要性

近年、多くの日本企業がデジタル変革を進めることが企業の存続にとって重要であると認識している。しかし、実際には変革のスピードやグローバル競争への対応が課題となっている。特に、ニーズを正確に把握できなかったり、明確なゴールを設定できなかったりする場合、プロジェクトの進行が遅延する事態も頻発している。これに加えて、IT人材不足がプロジェクトの頓挫を招く要因となっている。

そこでBAPとゼレンは、それぞれの強みを生かしながら、企業のデジタル変革を支援する新しいモデルを構築することを決定した。ゼレンは経営層に対して的確な提言を行うことで、企業の課題を明確にし、BAPはその課題を解決するための技術的な実装を行う役割を担うことになる。

提携の具体的な内容

このパートナーシップでは、ゼレンが経営課題の特定や解決方針の策定を行い、BAPがその技術実装と体制構築を主導する。「Collaborative Innovation」を目指す両社のアプローチにより、戦略策定から実装、運用に至るまでの一貫した支援が可能となり、顧客企業に高い価値を提供することが期待されている。

特に注目すべき点は、多様な業界や企業規模に対応できる柔軟性だ。両社は、それぞれの専門性を生かしながら、クライアントのニーズに応じた最適なソリューションを提供し、持続的な競争優位の実現を目指す。

未来の展開

本格的な協業は2025年度から開始される予定で、事業の品質向上と対応領域の拡大を図る。両社はこの提携を通じて、日本企業のデジタル変革を実現し、新たなイノベーションを生み出す力強い基盤を築きたいと考えている。

BAPのCEO、ダオ・ゴック・タンは「ゼレンとの協力により、我々の技術を日本市場でより深く活用できることを嬉しく思う。両社の強みを結集し、日本企業のDXを加速したい」とコメントしている。また、ゼレンの代表取締役社長、青木信も「この提携によって、我が社の戦略立案から実装までの全体的な支援力と、BAPの技術開発力が融合する。これによりクライアント企業により高い価値を提供できると確信している」と語っている。

このように、ゼレンとBAPの提携は日本企業にとって、新たなデジタル時代を切り拓くための重要なステップとなるだろう。今後の進展に期待が高まる。