タイ工業連盟主催のプログラムに登壇したフォーデジット
2025年8月9日、東京都港区に本社を構える株式会社フォーデジットの代表取締役CEO、田口亮氏がタイ工業連盟(FTI)が主催する、タイ企業のCOO向けプログラムで「ビジネスにおけるサービスデザインの重要性」について講演を行いました。この取り組みは、アジア圏でのサービスデザインの価値を広める一環として注目されています。
タイ工業連盟(FTI)とは
タイ工業連盟は、タイの工業省の監督下にあり、タイの産業界を代表する重要な経済団体です。この団体は、タイの産業の発展と競争力の強化を目的としており、事業主や起業家にデジタル社会での成長を支援する知識を提供するプログラムを実施しています。
フォーデジットの取り組み
フォーデジットは、アジア圏での展開を進める中で、サービスデザインの実践的な技術を持つ人材の育成に力を入れています。タイでの短期講座を開発し、現地の大学生にサービスデザインに関する教育プログラムを提供しています。これにより、企業がデジタル時代に適応できる人材を育成することを目指しており、同時に日本と東南アジアのデザイン分野での協業も促進しています。
講演の内容
田口氏の講演では、まず経済及び技術環境の変化によって、ユーザー体験の重要性が増している点に触れました。現在では誰もがユーザーに直接アプローチ可能であり、このためサービス提供の重要性が高まっています。その中で「サービスデザイン」という概念がどのようにこれらの変化に対応してきたのかを示しました。
続いて、具体的なサービスデザインプロセスやチームの重要性について取り上げ、フォーデジット自身の成功事例を紹介しました。講演の締めくくりには、サービスデザイン人材の育成が企業の競争力を高めるために不可欠であることを強調し、現在進行中の教育プログラムや今後の展望について述べました。
教育活動の背景
東南アジア、特にタイではデジタル経済が急成長している一方、デザイン分野での人材不足が顕著です。企業は優秀な人材を容易に採用できず、育成にかかるコストが高騰しています。この課題を解決するために、フォーデジットはタイの大学と提携し、豊富なデザイン経験を活かした教育プログラムを提供しています。これにより、企業は即戦力となる人材を育成でき、組織の成長を加速することが期待されます。
まとめ
フォーデジットは、サービスデザイン、ブランディング、顧客体験デザインなど多岐にわたる支援を行っています。沖縄では地域の就労課題とデジタルデザインの教育を結びつけたプロジェクトも進行中です。これらの活動を通じて、タイ及びアジア地域における企業の発展を促進し、必要とされる人材を育成することで、持続可能な成長をサポートしていく方針です。