新入社員が役員を指導!NECの革新的DXリバースメンタリング研修
日本電気株式会社(NEC)は、次世代人材育成企業であるライフイズテック株式会社と連携し、役員向けのDX課題解決研修を実施しました。ユニークな点は、研修の講師を務めたのが、入社わずか数ヶ月の新入社員であること。若手社員がベテラン社員を指導する「リバースメンタリング」という手法を取り入れた研修は、組織全体のデジタル化を加速させる画期的な試みとして注目を集めています。
新入社員の創造性とリーダーシップが光る研修内容
研修では、35名の新入社員が講師となり、役員が抱える課題をデジタルツールを使って解決するプログラムに挑戦しました。課題発見から解決策の提案、さらにはノーコードアプリツールを用いたモバイルアプリケーションの実装まで、わずか1.5時間という短時間の中で、新入社員たちは持ち前の創造性を発揮し、役員を驚かせました。
この研修は、単にデジタルスキルを学ぶだけでなく、新入社員が自身の強みや学びを活かして課題解決に貢献する経験を通して、自信とリーダーシップを育むことを目的としています。
組織変革を促進する「DXレディネス研修」シリーズ
今回のリバースメンタリング研修は、NECが推進する「DXレディネス研修」シリーズの一部です。このシリーズは、全社員がDXの主役となり、組織全体でデジタル化を推進することを目指しています。研修内容は、対象者のレベルや職種に合わせて、デジタルスキル習得、マインド醸成、チームワーク向上など、多岐にわたります。
新入社員育成プログラムも充実
NECでは、新入社員向けのDX研修も実施しており、デジタル課題解決のための思考プロセスやベーススキルを習得する機会を提供しています。さらに、リバースメンタリング研修で活躍する新入社員向けの育成プログラムも用意されており、役員への指導に必要なメンタリングスキルやツール操作を学ぶことができます。
未来のデジタルリーダー育成に向けた取り組み
NECは、今回の研修を通して、新入社員の潜在能力を引き出し、デジタル時代のリーダー育成を目指しています。新入社員が積極的に課題解決に取り組み、組織全体に新たな価値を生み出すことで、NECは更なるDX推進を加速させ、未来のデジタル社会を牽引していくでしょう。