ジブリ誕生の軌跡をたどる「アニメージュとジブリ展」開催のお知らせ

ジブリ展の魅力を探る

2021年4月15日、東京・松屋銀座で開始予定の「アニメージュとジブリ展」は、長い歴史を持つアニメ雑誌「アニメージュ」と、それを背景に誕生したスタジオジブリの関係を探求する素晴らしい機会です。

この展覧会では、鈴木敏夫が中心的な役割を果たし、1978年に創刊された日本初の本格的アニメ専門誌「アニメージュ」の変遷を振り返りながら、彼が日本独自のアニメ文化の形成にどのように寄与してきたのかを紐解いていきます。特に、鈴木氏と高畑勲、宮崎駿監督との運命的な出会いから、「風の谷のナウシカ」の誕生までの過程は、アニメファンにとっても感慨深いものがあるでしょう。

今展では、爆発的なアニメブームの中心にあった「機動戦士ガンダム」、その成功を受けた「風の谷のナウシカ」、そしてスタジオジブリの飛躍を象徴する「天空の城ラピュタ」など、作品の歴史も視覚的に楽しむことができます。特に、鈴木敏夫のプロデュース手法に着目し、それがどのようにアニメ制作に影響を与えたのかを探る内容になっています。

鈴木氏は、アニメを一つの芸術として理解し、作品づくりのプロセスを大切にしています。展示を通じて、彼がどのように作品を育ててきたのか、またアニメーションの技術と文化における位置づけを見直すことができる貴重な時間ともなりそうです。

さらに、展覧会の公式HPでは、他の会場や開催日時についても随時発表されていく予定ですので、訪れる前にチェックすることをおすすめします。