カンネツが出展する次世代冷却システム
2026年6月10日から12日まで、千葉県幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2026」にて、株式会社カンネツは第一実業株式会社の出展協力メーカーとして参加します。これにより、AIデータセンターが直面している複数の課題に対応する次世代冷却システムの全貌を紹介します。
AIデータセンターが直面する課題
生成AI技術の進化に伴い、AIデータセンターの運用に関しては新たな課題が浮上しています。特に以下の3つの「壁」は、データセンターの効率的な運用に深刻な影響を与えています。
1. 電力の壁
2026年には、データセンター内のサーバーが1ラックあたり200kWを超えるケースが増えることが予測されています。これにより、データセンターの消費電力は急激に増加し、電力供給の確保が急務となっています。
2. 冷却の壁
サーバーの発熱密度が高まる中で、液冷の必要性が高まっていますが、十分な冷却システムを設計・施工できる国内業者が不足しているため、スピード感のある導入が難しいというのが現実です。
3. 工期の壁
データセンターの建設に関する需要が高まっている中、建設スピードが競争のカギを握っています。しかし、液冷インフラに関する要求事項が厳格化していることもあり、工期が長引く要因となっています。
これらの課題に対し、カンネツは設備メーカーの枠を超え、冷却システムの全工程を一貫して担う総合エンジニアリング企業として解決策を提供しています。
出展内容の概要
展示会でカンネツが紹介するのは、「低PUE冷却技術」をテーマにした次世代冷却インフラの核心を成す2つの機器と、リスク未然防止に寄与する実証ソリューションです。
1. ドライクーラー
ドライクーラーは外気を利用した冷却システムで、非常に効率的に消費電力を削減します。夏場に外気温が高くなる際にはエバポラティブ冷却も併用し、高い冷却能力を保ちながら水の使用効率も最小化します。これにより、次世代データセンターに求められる「低PUE(1.1レベル)」の実現に貢献します。
2. メカニカルルーム
このオールインワン型冷却インフラユニットには、冷却に必要な全ての設備が集約されており、現地工事を大幅に削減することが可能です。これにより、データセンターの立ち上げが迅速に行えるだけでなく、将来的な増設にも柔軟に対応できます。
3. 模擬負荷試験装置(ロードバンク)
実際のサーバー稼働状態を模擬し、冷却システムが想定通りに機能するかを事前に確認するための装置です。過去の豊富な実績に基づき、大容量かつ高負荷試験を行い、データセンター立ち上げ時のリスクを未然に防ぐことを支援します。
総合エンジニアリングとしての強み
カンネツの特徴は、設備の製造や販売にとどまらず、熱源選定、配管設計、施工管理、試運転、事前検証までを一貫して行える点です。この体制を活かし、多様な冷却ニーズに応じたベストソリューションを提供し、AIデータセンターの安全で、時間通りな立ち上げを実現しています。
展示会情報
- - 展示会名: Interop Tokyo 2026
- - 開催期間: 2026年6月10日(水)〜12日(金) 10:00-18:00(最終日のみ17:00)
- - 会場: 幕張メッセ(美浜区)展示ホール8
- - ブース番号: 第一実業株式会社ブース(小間番号:8B25)
- - 公式サイト: Interop Tokyo 2026
カンネツについて
株式会社カンネツは1978年に設立された企業で、冷熱制御技術を核に様々な分野に冷却ソリューションを提供する総合エンジニアリング企業です。データセンター向けの液冷インフラにも注力し、「低PUE」ミッションに則った冷却技術を展開しています。
更に詳細な情報は、公式ウェブサイト
カンネツ をご覧ください。