2026年春夏パリコレ特集

10月20日に発売される『WWDJAPAN』では、2026年春夏のパリ・ファッション・ウイークを特集し、注目の新進ブランドとともに、各ブランドの革新的なコレクションを詳しくご紹介します。特に印象的なのは、9ブランドが新しいデザイナーによる初のメーン・コレクションを発表したことです。これにより、パリコレは次の時代への扉を開ける存在となっています。

シャネルの新たなビジョン

特集の表紙を飾るのは、ブランドの新たなクリエイティブディレクター、マチュー・ブレイジー。彼はパリのグラン・パレにおいて、宇宙を模した独自の空間を作り、その中で最新コレクションを発表しました。ブレイジーは「私たちは皆、同じ空を見上げ、星を見ている。その中に普遍的な美しさがある」と語り、ファッションが持つ意味を再確認させられます。このコレクションは、かつてのメゾンのアイデンティティを大切にしながらも、新たな風を感じさせるデザインが特徴です。

ディオールのカジュアルスタイル

ジョナサン・アンダーソンが手がけるディオールは、先に発表したメンズコレクションのシルエットをカジュアルに仕上げ、日常を豊かにするファッションを提案しています。日々のライフスタイルに適ったスタイルを追求し、実用的ながらも洗練された魅力を持つコレクションに仕上げています。

バレンシアガの新しい挑戦

ピエールパオロ・ピッチョーリによるバレンシアガでは、独自開発された素材と精巧なカッティングが注目を集め、かつて「はさみの魔術師」と称された創始者クリストバル・バレンシアガのスピリットが息づく作品が生まれました。この新しいコレクションは、バレンシアガに新たな息吹を吹き込むものとなっています。

その他の注目ブランド

さらに紙面ではマイケル・ライダーのセリーヌ、ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスによるロエベ、そして、グレン・マーティンスのメゾンマルジェラやマーク・トーマスのカルヴェン、デュラン・ランティンクのジャンポール・ゴルチエといったブランドも取り上げられています。それぞれのデザイナーが持つ独自の視点から生まれるコレクションは、ファッションの未来を感じさせるものであり、全体を通して新たなトレンドの形成に寄与することでしょう。

新しい口コミサービスの未来に迫る

連載コラムでは、中国の電脳コマース市場における新たな口コミ・レビューサービスに着目しています。アリババグループがAIを活用し、偽レビューを駆逐する取り組みを進めていることに焦点を当て、その進化するテクノロジーの実情を探ります。このような新たなサービスが、ファッション業界にもどのように影響を及ぼすのか、注目していきたいと思います。

2026年春夏パリコレの全貌が明らかになるこの特集号。ファッション界の動向をしっかり捉え、新しいスタイルを発見する機会を与えてくれます。紙版・電子版ともに、ぜひ手に取ってご覧ください。