ワイエスフードが寿司居酒屋KINKAとバーガー革命をグループ化

ワイエスフードが新たなブランドを加えた飲食グループ

福岡県田川郡香春町に本社を置くワイエスフード株式会社は、寿司居酒屋「KINKA」とクラフトバーガー「Burger Revolution」の2つのブランドを新たにグループに迎えることを決定しました。この株式譲渡契約により、ワイエスフードはさらなる事業の成長を目指しています。

寿司居酒屋「KINKA」の魅力

「KINKA」は、カナダ発の寿司居酒屋ブランドで、日本の伝統的な寿司文化をベースにし、海外で磨かれた洗練されたスタイルを持っています。特に、炙り寿司や創作メニューが特徴で、食器や内装に至るまでこだわり抜かれた空間演出が支持されています。現在、日本国内では渋谷と六本木に店舗を展開し、国内外から幅広い支持を集めています。ワイエスフードのグループ入り後も、そのブランドの魅力を引き出し、新たな展開を視野に入れる方針です。

クラフトバーガー「Burger Revolution」の特徴

一方、「Burger Revolution」は和牛を使用した高品質のクラフトバーガー専門店として知られています。肉の鮮度や焼き加減、バンズとのバランスにこだわり、シンプルながらインパクトのある味わいを提供しています。六本木に2店舗、さらに京都にも1店舗を展開しており、都市部を中心とした食通やグルメ志向の高い顧客に支持されています。寿司とは異なったジャンルではあるものの、同じ「感動を生む」という価値観をもっており、今後の成長が期待されます。

多様なブランドを生かした食体験の創出

ワイエスフードは、主力の「九州筑豊ラーメン山小屋」を中心に地域密着型の飲食事業を展開してきました。近年は、焼肉業態やカジュアルフレンチといった新たな業態でもスピード感を持って事業を拡大しています。今回の2ブランドのグループ参加は、ただの業態拡大だけでなく、「どのような食体験を地域社会に提供できるか」という視点を中心に据えています。

各ブランドの持つ独自のスタイルやクリエイティビティを尊重し、店舗運営や商品開発などでのシナジーを生み出すことで、持続的な成長を支援していく意向を示しています。特に、成長の余地が大きいブランドを取り込むことで、事業ポートフォリオの多様化を図り、それに伴う企業価値の向上を目指しています。