JALとKDDIが仕掛ける「デジタル×推し活」プロジェクト
2024年7月25日、日本航空(JAL)とKDDIが新しいデジタル体験と推し活を融合させたプロジェクトを発表しました。本プロジェクトは、デジタル技術を活用して、ユーザーが「推し」とより深く結びつく体験を提供することを目指しています。
背景
昨今、日本国内では推し活が広まり、その市場規模も増大しています。約3人に1人が何らかの形で推し活を行っているとされ、ファン同士のつながりや、地域との結びつきが大切にされています。JALとKDDIは、この流れに乗る形で、各社の強みを生かし、推し活を楽しむ新たな方法を提供することにしました。
プロジェクト内容
本プロジェクトでは、主に次の2つのイベントを計画しています。
1. アニメ聖地巡礼ツアー
人気アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」と連動した特別ツアーを沖縄県で開催します。このツアーでは、参加者がスマホ画面上でアニメのキャラクターと共に映画のロケ地を巡ることができ、まるでその場にいるかのような没入感を楽しむことができます。映画公開に合わせて、特別な観光体験を提供し、ファン同士の交流を促進します。
2. 地域謎解き・宝探しゲーム
首都圏や関西圏などと連携した地域宝探しゲームも予定されています。このゲームでは、生成AIを使用して、登場人物との対話形式でミッションをクリアしながら、地域を探訪する特別な体験が享受できます。地域に密着した形で観光を楽しむことができ、気軽に地域に馴染むことができます。実施は2024年秋頃を予定しています。
高次元な体験の提供
JALとKDDIは、さらに高い没入体験を実現するための取り組みも進めています。様々なデジタルツールを駆使し、旅行や推し活の体験を新たなレベルへ引き上げる合同プロジェクトの準備を進めています。特に、Trip XRというプログラムを通じて、スマートグラスを活用した新しい観光スタイルの導入も検討中です。
未来への展望
今回のプロジェクトは、全体として地域への貢献や別の観点からの楽しみ方を模索するものです。推し活を通じた消費と交流を促進することで、観光業界にも新たな流れを生むことが期待されています。この新しい体験を通じて、さまざまな世代に支持される活動を目指し、JALとKDDIは今後の実施を楽しみにしています。