池の下、結成30周年を祝う初の舞踏公演
演劇集団・池の下が、来る2026年11月3日(火・祝)に東京都板橋区のサブテレニアンにて、初めて本格的な舞踏公演『月背真似 — Gethsemane —』の上演を決定しました。この公演は、設立から30年を迎える池の下が挑む新たな試みであり、観客に深い感動を提供することでしょう。
チケット情報
本公演のチケットは現在、カンフェティ(ロングランプランニング株式会社運営)にて販売中です。公式サイトでの購入が可能で、チケット料金は前売りで2,500円(全席自由・税込)となっています。なお、座席数は30席と限られており、ベンチシート形式でのご案内です。
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『月背真似』の創作背景
舞踏作品『月背真似』は、十字架刑を前にしたイエス・キリストがゲッセマネの園で祈ったという、有名な場面をテーマにしています。この作品は、キリストが見せた人間的な側面—恐れや揺らぎ、そして運命を受け入れようとする心の動き—を舞踏という形式で描き出します。
本作の演出を手掛けるのは、池の下を代表する長野和文氏です。64歳の彼が初めて舞踏ソロに挑むことで、これまでの30年の集大成ともいえる表現が期待されます。彼は、さまざまな身体訓練や俳優教育を経て、今まさに「ひとりの身体」へと立ち返ります。この作品では、身体そのものが沈黙の記憶や生と死の境界に迫る感覚を語り出します。
公演までの道のり
池の下は1996年に結成され、以来、演劇と舞踏が交差する新しい表現領域を模索してきました。創作活動は寺山修司の作品を中心に進められ、身体性や詩性を掘り起こしながら、現代の感性と結びつける舞台創作を重ねていった結果、高い評価を得ています。
特に、2012年より始まった海外作品シリーズや、地域の劇場での公演は、日本の「現在」を照らし出す貴重な機会となっています。これまで多くの作品が国内外で上演され、国際的にも評価を得ています。
長野和文のプロフィール
長野和文氏は、演出家、俳優教育指導者、美術家として多彩な活動を展開してきました。浅草で生まれ、油彩や舞踏に対する探求心が彼の創作スタイルを形成しています。身体の本質に迫る作品を多く手掛けており、そのエネルギーを持って今回の『月背真似』が生まれました。
最後に
池の下の舞踏公演『月背真似』は、思索と身体的表現が融合した作品であり、我々に新たな視点を提供してくれるでしょう。ぜひ劇場に足を運び、身体が語る祈りの物語を体感してみてください。上演時間は約1時間で、14時からの開演です。開場は開演の15分前となりますので、早めの来場をお勧めします。