ED治療薬の市販化に関する意識調査
2026年7月31日より、ED(勃起不全)治療薬「シアリス」が一部の薬局とドラッグストアで先行販売されることが決定しました。この新たな市場の動きに対して、フィットクリニック(東京都渋谷区)では20代以上の男女各200名を対象に、意識調査を実施しました。調査では、ED治療薬の市販化に対する賛否に加え、購入時の心理的抵抗感や関係性についての意見が浮き彫りになりました。
調査結果のまとめ
- 男性:91.5%(賛成26.0%、どちらかといえば賛成65.5%)
- 女性:57.0%(賛成14.0%、どちらかといえば賛成43.0%)
- 男性の57.0%が「購入したい」と回答
- 男性の51%が、薬局で「薬剤師にEDの相談をすること」に抵抗を感じている。
このように、ED治療薬の市販化に対する男性の支持は圧倒的ですが、女性の賛成派も過半数を占めています。ただし、女性の23%は「どちらともいえない」と慎重な姿勢を示しています。
市販化に賛成する理由
調査では、男性と女性共に多くの支持理由が挙げられました。
- - 男性には「病院に行かずに購入できる」という理由が73.2%と最多
- - 女性では59.5%が同様の意見を持っており、「病院に行かずに購入できるのは便利」との考えが共通するようです。
市販化によって、簡単にアクセスできることで、受診のハードルが下がることへの期待があります。
反対の理由もいくつか
一方で、反対意見も見られます。男性では58.8%が「副作用が心配」と述べ、女性では55%が「自己判断で使う人が増えそう」と懸念を示しています。これはEDを抱えるパートナーへの心理的負担やリスクを考えた結果だと言えるでしょう。
購入時の心理的ハードル
男性はED治療薬の購入を考えた際に、多くの場合心理的な抵抗を感じています。具体的には、男性の51%が「薬剤師にEDの相談をすること」に抵抗感を覚え、特に40代以上の男性の46.3%は「女性薬剤師に対応されること」に対する抵抗も感じています。
また、ED治療薬を購入する際の理想価格については、「500円以上〜1,000円未満」が33.5%で最多だったとのことです。市販化で低価格が実現できることも多くの人にとって重要視される要素となりそうです。
パートナーへの伝達意向
興味深い結果として、男性はED治療薬を服用する際に、そのことをパートナーに伝えたいと考えている割合が51.5%に達しました。一方で、女性の76.5%は、その情報を「伝えてほしい」と回答しています。このデータは、相手を思いやる気持ちの表れと言えるでしょう。
また、女性の中心的な理由としては「隠されるより相談してほしいから」という声が58.2%に上りました。
市販化がもたらす期待
男性の50.5%が市販化によってEDに関する相談がしやすくなると感じ、これに対して43%は「変わらない」と回答しています。市販化が必ずしも相談のハードルを下げるわけではないものの、確実に話題にしやすくなる環境づくりにつながる可能性が示唆されています。
結論
ED治療薬の市販化は、男性のみならず女性にとっても大きな影響を及ぼす可能性があります。市販化が進むことで、EDに対する理解が深まり、当事者やそのパートナーが悩みを打ち明けやすくなる環境が整っていくことに期待が寄せられます。今後の話題の環境づくりや薬剤師との連携の重要性が再認識されるきっかけとなるでしょう。