伊豆展覧会特集
2025-07-01 10:07:20

伊豆の素朴な仏像と若き画家たちの初期作品を紹介する展覧会

2025年度 伊豆の文化が織りなす展覧会



2025年の春、静岡県下田市にある上原美術館で、特別な展覧会が開催される。この展覧会では、素朴な民間仏像と、若き画家たちの初期作品が展示され、地域文化の魅力が紹介される。

欧美に伝わった仏教文化


まず仏教館で行われる企画展『伊豆 民間仏めぐり』について紹介しよう。室町時代から江戸時代にかけて、伊豆の住民たちが手がけた仏像が集まるこの展覧会は、地域の信仰と文化の証を描いたものだ。江戸時代には、専門の仏師だけでなく、一般の人々も仏像を造るようになった。この時代に作られた仏像は、独特の温かみと親しみやすさがあり、観る人を和ませる。

例えば、南伊豆町の正眼寺に伝わる荼枳尼天像は神狐に乗る女神を模したもので、肩の力が抜けるような可愛らしさが特徴だ。一般の人々が手がけた素朴でのびやかな造形が見どころの一つであり、このような民間信仰の一端を体感できるのが本展の魅力だ。他にも、シャープなシルエットの観音菩薩像や幕末に活躍した仏師の作品が展示される予定だ。

若き画家たちの挑戦


次に、近代館で開催される企画展『であう、はじまる―画家たちの初期作品』について触れよう。上原コレクションの豊富な作品の数々から、画家たちの初期の試みを追体験できる。この展覧会では、初期段階での彼らの感性が色濃く反映された作品が揃う。

例えば、15歳のピカソが官展に出品するために描いた≪科学と慈愛≫は、彼の画家としてのキャリアの始まりを示す重要な作品だ。この作品は、すぐに大作に仕上げられ、展示会で金賞を獲得したという。また、シニャックやゴッホの初期作品も展示され、彼らがどのようにして表現の世界に足を踏み入れたのかが伺える。

展覧会の詳細


開催日


  • - 会期: 2025年4月26日(土)から9月23日(火)
  • - 開館時間: 9:30-16:30(最終入館は16:00まで)
  • - 場所: 上原美術館仏教館・近代館(静岡県下田市宇土金341)
  • - 料金: 一般1,000円、学生500円(高校生以下は無料)

この展覧会は、新旧のアートと文化が交差し、多くの人々に感動を与えることだろう。仏像の温もりと若き芸術家たちの情熱を感じに、ぜひ訪れてみて欲しい。さらに、毎月第3土曜日にはギャラリートークも開催され、作品についての深い理解が得られる機会も設けられている。

この展覧会を通じて、伊豆の豊かな文化と芸術の多様性を再発見し、感性の刺激を受けるチャンスを見逃さないようにしよう。


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