BoxとSlackが新たな時代のAI機能を発表
インテリジェントなコンテンツクラウドを提供する企業Box, Inc.とAIを搭載した業務システムを手掛けるSalesforceのSlackが、企業のコンテンツにセキュアなAI機能を導入するためのパートナーシップを拡大しました。これにより、両社の顧客はBox AIの無制限のクエリにダイレクトアクセスが可能となり、あたかもひとつの環境で重要な質問に対する回答や最新のインサイトを得ることができるようになります。
新たな機能が企業の生産性を向上
今日のビジネスシーンでは、企業が持つ情報の価値を最大限引き出すためにAIの活用が求められています。Boxの共同創業者でありCEOのアーロン・レヴィは、その重要性を強調し、すでに数千の顧客がこの新機能を利用していると述べました。顧客は、信頼性の高いコンテンツを維持しつつ、BoxとSlack両プラットフォームでのコラボレーションを可能にすることができるのです。これにより、プレゼンテーションや契約書など、多種多様なドキュメントをSlack環境内でAIを駆使して活用できるようになります。
Slackも革新に加わる
SlackのCEOデニス・ドレッサーは、企業がこの連携を通じて業務を効率的に行うための手段を見つけることができると述べており、そのメリットを明確にしました。特に、会話型インターフェースのメリットを強調し、その中で従業員が生産性を高めることができるとしています。
AIが業務を加速
Metrigyの副社長アーウィン・レイザー氏も、この連携がチームのコラボレーションを中心に業務を構築するための重要な手段になると予測。AIの導入によって、企業はコンテンツから価値あるインサイトを得ることができ、セキュリティとコンプライアンスを維持しつつ業務を展開できると指摘しています。
Box AIによる無限の可能性
Box AIは、学習することなく高性能な大規模言語モデルを駆使しており、インサイトの発見やワークフローの自動化を実現します。本日から、無制限のAIクエリを活用することで、マーケティングから営業、法務、オペレーション、人事に至るまで、さまざまな部門がこの機能を活用できるようになりました。例えば、マーケティング部門は市場分析レポートから重要なデータを引き出すことが可能になります。営業は顧客との関係を改善するために新機能を展開し、法務は契約書の特定条項を示すことができます。
強化された連携機能
さらに、SlackとBoxの連携機能は、新たにダイナミックでセキュアなファイルプレビュー機能や、リアルタイムのコンテンツカードの読み込み機能なども追加され、ユーザーはプラットフォームの境界を意識せずに業務を進めることができるようになります。加えて、チームはBoxコンテンツを用いたビジネスプロセスの自動化が容易になるなど、利便性が大きく向上しています。
この新たな機能は、今後ますます複雑化するビジネス環境で企業が競争力を維持するために必要不可欠な要素となるでしょう。企業がAIを駆使して効率良く業務を行う時代がやってきました。