いちご東松山物流センターが持続可能な物流の新たな拠点に
いちご地所株式会社は新たな物流施設「いちご東松山物流センター」の竣工を発表しました。これにより、サステナブルな物流インフラの構築に向けた一歩を踏み出しました。いちご地所は、「心築(しんちく)」を軸とし、既存の不動産に新しい価値を創造することを目指しています。
プロジェクトの背景
最近では物流施設の需要が高まっていますが、一部のエリアでは供給過多が報告されています。このような状況において、適切な立地選びが鍵となります。また、建設コストの高騰がビジネスにおける大きなリスクとなっている中、いちご地所は株式会社拓洋との連携を強化し、このリスクを緩和しました。拓洋は設計・施工を担当するとともに、マスターリースを行い、安定した物流施設の開発を実現します。
今後も「いちご東松山物流センター」に続き、冷凍・冷蔵倉庫を含む複数の物流センターが開発される予定で、全国規模で持続可能な物流施設の整備に注力していきます。
いちご東松山物流センターの詳細
「いちご東松山物流センター」は、2024年1月に着工し、2025年3月に竣工しました。事業主は100%子会社のいちご地所株式会社で、株式会社拓洋が設計・施工を手掛けました。物流センターは、東松山工業団地に隣接し、関越自動車道「東松山IC」までのアクセスが約2.9kmであるため、広域配送が容易に行えます。
この施設は、効率的な入出庫作業が可能な低床型倉庫で、各階の梁下有効高は5.5メートル以上を確保しています。また、荷物用エレベーターを4基設置しており、大量の貨物を迅速に扱えるよう設計されています。
- - 所在地: 埼玉県東松山市新郷540番1
- - アクセス: 関越自動車道「東松山IC」から約2.9km、東武東上線「つきのわ駅」から約1.7km
- - 敷地面積: 13,098.25㎡(約3962.22坪)
- - 延床面積: 12,577.60㎡(約3804.72坪)
- - 構造: 鉄骨造地上2階
- - 着工日: 2024年1月
- - 竣工日: 2025年3月
業績への影響
今回の物流センター建設は、2026年2月期の連結業績予想において重要な要素となります。この新たな拠点は、いちご地所にとって将来的な成長を促進する基盤となるでしょう。持続可能な物流施設の開発は、今後のエコ社会への貢献だけでなく、企業の経済的な成長にも寄与することが期待されています。