新たな観光スタイルを提案する鎌倉の電動モビリティショップ『TROUVER』オープン

鎌倉で新しい観光体験を提供する『TROUVER』

2024年3月20日、鎌倉に新たにオープンする「TROUVER（トルーバー）」は、電動モビリティのレンタルと販売を行う注目のスポットです。この業界初の試みは、様々なメーカーによる多彩なタイプの電動バイクやキックボード、電動自転車を取り揃え、観光地での新しい移動体験を提供します。運営元は、神奈川県横浜市に本社を置くCanaryann Lab.で、鎌倉のシェアオフィス内に位置しています。

TROUVERの魅力は、訪れる観光客が各自の好みや需要に応じて乗り物を選び、気軽に試乗ができる点です。オープン当初の取り扱い車両には、Striemo、BLAZE、SWALLOW、FreeMile、BRONX-BUGGYの5社がラインナップされ、それぞれの特徴や性能についてスタッフが丁寧に説明してくれます。特に「Striemo」は、特定小型原動機付自転車で、立って乗る新しいスタイルを提供しており、年齢を問わず誰でも安心して楽しめる設計になっています。

電動モビリティの普及と観光地の未来

近年、2023年7月に道路交通法の改正が行われ、一定の条件を満たせば、16歳以上であれば運転免許なしで特定小型原動機付自転車に乗れるようになりました。この変化に合わせ、『TROUVER』は電動モビリティの普及を進め、2030年には自動運転が当たり前の時代に向けて、次世代の移動体験を提供することを目指しています。

また、レンタルはオンラインでの予約が可能で、訪れる観光客は、国土交通省の性能確認を受けた車両の中から自分に合った乗り物を選べます。この新しい選択肢は、公共交通機関や自家用車など従来の移動手段に代わる、より柔軟で効率的な方法を提供します。

鎌倉の観光に対する新しいアプローチ

TROUVERがオープンすることで、鎌倉の観光スタイルも変わります。これまでのように駅や駐車場といった決まったスポットに人々が集中することがなく、一人一人が自由に電動モビリティに乗ることによって、観光地の過密状態を緩和することが期待されます。その結果、マイクロツーリズムとしての価値が高まり、新たな観光の発見と感動的な体験を提供することができるでしょう。

利便性とアクセスの良さ

TROUVERは、鎌倉駅から徒歩0分という絶好の立地に位置しており、予約なしでも気軽に訪れることができます。現在、鎌倉駅周辺でシェアオフィスを持つANTzとの提携により、より多くの観光客が利用できる環境が整っています。

このように、『TROUVER』は、電動モビリティを通じて旅行者に新しい観光体験を提供し、既存の問題を解決する可能性を秘めたサービスです。鎌倉に訪れた際は、ぜひこの新しいスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。未知の体験が待っています。