多世代が集い交流を楽しむ新たなスペース「コミュニティベース湘南」

多世代が集う新しい拠点「コミュニティベース湘南」

2025年5月20日、神奈川県藤沢市に新たな多世代交流スペース「コミュニティベース湘南」がオープンします。これは、湘南生活クラブ生活協同組合と生活クラブ生活協同組合・神奈川、そして独立行政法人都市再生機構（UR）が共同で開設する施設です。この取り組みは、地域住民が集まり、育ち、助け合う場を提供することを目的としています。

「コミュニティベース湘南」は、地域のニーズに応じたさまざまなサービスを提供します。中でも注目すべきは、コミュニティカフェ「パチャmama」。このカフェでは、安心・安全な素材を使用し、地域の食文化を大切にしたメニューを揃えます。来店者は地場野菜や果物を購入することができ、地域とのつながりを深めることができます。操作時間は月曜日から土曜日の11時から17時までで、オープン当初から地域の人々がどんどん立ち寄れる場所となることを目指しています。

さらに、生活クラブの注文品を受取りやすくするための「湘ふじ」というコモンズステーションも設置されます。ここでは、スタッフが常駐しているため、安心して商品を受け取ることができるとのこと。地域住民同士の交流も促進し、そこでのイベント参加を通じて一層のつながりを深められる機会も設けています。

また、フードバンク機能を持つ「フードパントリー」も計画されており、地域の生活困難層に向けた月1回の食品支援を行います。特に、子育て中の家庭を対象とし、地域の協力を得ながら関係構築を進めていく方針です。

多目的スペースも用意され、地域住民がさまざまな目的で利用できるスペースです。例えば、子育て支援や高齢者の居場所としても活用可能で、利用者のライフスタイルに応じた活動を支援します。

このコミュニティスペースの設立には、全ての世代が生き生きと過ごせる地域づくりの願いが込められています。誰もが安心して来訪でき、交流が生まれる場は、湘南地域の特色を生かしながら、持続可能なコミュニティを育てていくことになるでしょう。地域の人々もこの取り組みに関わることで、支え合いの精神が育まれ、より充実した生活が送れるようになるはずです。

オープンに向けて、地域のメンバーとして活動したい方も大歓迎とのこと。今後の展開に期待が高まります。