マクニカと横浜市スポーツ協会、健康促進へ包括連携
株式会社マクニカと公益財団法人横浜市スポーツ協会は、横浜市民の健康づくりおよび健康寿命の延伸を目的とした包括連携協定を締結しました。この協定は双方が協力し、地域の健康促進に取り組むための足がかりとなります。
背景と目的
日本は急速に高齢化が進んでおり、特にフレイルと呼ばれる心身の衰弱状態が問題視されています。フレイルは適切な対策を講じなければ健康寿命を短くする可能性があります。横浜市においても、60代や70代の市民のスポーツ実施率が年々低下しており、フレイル予防が重要なテーマとなっています。
このような状況を踏まえ、マクニカは九州大学の熊谷名誉教授による疫学研究から得た知見をもとに、フレイルの評価が簡単にできる「MAQUP」を開発しました。既に横浜市スポーツ協会と協力し、フレイル改善や予防を目指した運動教室を開催し、1,500名以上の市民の健康づくりをサポートしています。
連携の内容
新たに結ばれた協定の内容には、以下のような取り組みが含まれています。
1. 市民の健康づくり、健康増進ならびに健康課題の解決を目指す。
2. スポーツ施設でのスポーツ機会の提供と健康サービスの確立。
3. 地域におけるスポーツ振興を通じた町の活性化。
4. 健康課題の解決に向けたデータ収集および新プログラムの開発。
5. スポーツ施設や健康づくりに関する情報の発信。
この協定に基づく最初のアクションとして、フレイル予防のイベントや教室を予定しています。市民が気軽に参加できるよう、地域のスポーツセンターでのフレイルチェックも行われる予定です。
フレイル予防教室・イベント
「再オープンイベント」と題して、以下の日程でフレイルチェックが行われます。
- - 都筑スポーツセンター:4月19日
- - 瀬谷スポーツセンター:4月27日
さらに、横浜市内にある12のスポーツセンターでは、3か月から6か月毎にフレイルおよび体力測定会を実施し、市民の健康状況を確認する機会を提供します。
取り組みを通じての期待
マクニカと横浜市スポーツ協会は、このように連携を深めることで、地域に根ざした健康促進と健康寿命の延長に貢献していく方針です。多くの市民が自らの健康管理に取り組むことをサポートし、住み慣れた地域で活動を続けやすい環境を整えていくとのこと。
まとめ
今回の包括連携協定は、横浜市民にとって大変重要な意義を持ちます。高齢化が進む中で、一人ひとりが健康を維持するためのサポートが必要です。マクニカと横浜市スポーツ協会の協力が、市民の健康を守るための新たな一歩となるでしょう。