AIを活用した次世代探求教育の指導者育成講座、茨城県で開催

新時代の探究型授業がやってくる

次世代の教育現場に新たな風を吹き込むのが、株式会社エディックスが提供する「フライベリーマイスター」養成講座です。この講座は、AIを駆使して電動紙飛行機「フライベリー」を設計し、実際に飛ばすという実践的なプログラムが特徴です。2025年12月6日、茨城県境町にて開催されるこの講座により、教育者たちは新しい授業スタイルを学び、生徒たちの探究心を育む役割を果たします。

フライベリーとAIの組み合わせ

フライベリーは、エディックスが独自に開発した電動紙飛行機で、シンプルな構造を持っています。このモデルは、6mmコアレスモーターと2.5Fのコンデンサーを組み合わせており、教育用の教材としての機能も兼ね備えています。教育者はこのフライベリーを用いて、航空力学やデータ分析、AIとの協働を体験し、実践的なスキルを身につけることができます。

授業内容と期待される成果

講座を通じて学ぶ内容は、以下の通りです：

- 航空力学の基礎解説法

講師から航空力学の基本を学び、生徒にわかりやすく説明できる技術を身につけます。

- AIの効果的な利用法

AIに対して正しい質問をし、教育的なプロンプトを設計する技術を学びます。

- データ収集と分析

集めたデータをグラフ化し、AIとともに考察。生徒主体の学習法を探求します。

- 授業のファシリテーション技術

生徒自身が挑戦し、学びを深めるための授業運営の方法を習得します。

この講座を修了すると、エディックスの航空科学教材を特別価格で購入する特典も用意されています。この制度は、教育者が実際に教材を活用する際の助けとなります。

新しい価値観の教育への期待

エディックスは教育現場におけるAIの重要性を認識しており、次世代を担う子どもたちにはAIを「答えをくれる存在」ではなく「共に考える仲間」として育てることが大切だと考えています。AIとの協働を通じて、子どもたちの探究心を引き出し、STEAM教育の一環としての在り方を新たに考える機会を提供します。

また、この講座を修了した教育者が増えれば、地域の授業やイベントの質も向上することが期待されています。地域と学校が連携した「飛行機設計大会」や「探究発表会」などが実施されることで、保護者や地域住民を巻き込んだ学びの場が広がり、航空・宇宙分野に対する興味が促進されます。