2024年10月5日、東京で開催されたフードテックグランプリ2024にて、フェルメクテスが336の参加チームから選ばれた12のファイナリストの一つとして登場しました。結果、企業賞であるキリングループ賞と一般投票で1位を獲得し、大きな注目を集めました。
この日は、共同経営者の長内が壇上に立ち、喜びのコメントを寄せました。「キリングループ様の企業賞をいただけたこと、そしてご参加いただいた皆様から一般投票で選ばれたことに心より感謝申し上げます。リバネスの塚田様の発表からは、食の技術と文化の融合について多くの刺激を受けました」と述べ、今後もフェルメクテスが発展させる食品文化に向けた意欲を語りました。
フェルメクテスは、納豆菌を活用した新しい食材ブランド「kin-pun」を展開しています。このブランドは、地球に優しい新たなタンパク質源として、一層注目されています。納豆菌粉は、パンや麺、スイーツやドレッシングに用いることで、手軽にタンパク質を摂取できます。この新しい食材は、環境に配慮した生産方法で、ハラール、コーシャ、ヴィーガンの食スタイルにも適応可能です。
納豆菌は高い生産効率を誇り、わずか30〜60分でその量を倍増させることが可能です。これにより、フェルメクテスは持続可能な食文化の構築に向け、環境負荷を抑えた生産方法を追求しています。さらに、納豆菌の特性を生かした多様な食材展開により、消費者の味覚を満たしながら栄養価を向上させることができます。
フードテックグランプリは、サステイナブルな食産業創出を目的としたイベントであり、アカデミアとの連携を通じて行われています。参加する企業や研究者は、科学技術を用いて実際の社会課題に取り組むイノベーションを追求しています。このような環境の中、フェルメクテスの納豆菌プロジェクトは、高い評価を得ていることが今回の受賞で証明されました。
さらに、テックプランターと提携して進める取り組みも、社会的な問題解決への密接な関与を示しています。特に、納豆菌粉が提供する新たな食材の可能性は、世界中の食文化に影響を与えることが期待されています。今後、フェルメクテスはこれらの実績をもとに、多様な食文化の創造に貢献していくことでしょう。
フェルメクテスが目指す未来は、発酵やバイオテクノロジーを用いて日常の食卓に新しい選択肢を提供することです。「kin-pun」の進化する姿を、今後もぜひお楽しみに。詳しい情報や製品に関しては、公式ウェブサイトをご覧ください。