キヤノンITSが西東京データセンターを増床へ
キヤノンマーケティングジャパングループに属するキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、東京都にある西東京データセンターにて、ハウジングサービスエリアの増床を計画しています。この取り組みは、急速に増加する高性能サーバーの需要に応えるものです。特に、生成AIやハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の分野では熱を帯びたサーバー環境が求められており、これに適した液冷方式ハウジングサービスが高く評価されています。
増床計画の詳細
この新たなハウジングサービスエリアの拡張は、2024年12月から開始される液冷方式サービスに伴います。増床により、2026年6月には新たに液冷方式サーバーへの対応が可能なエリアが稼働する予定です。これにより、最新技術を駆使した冷却供給が実現し、より多くの高負荷ラックを設置できるようになります。現行のサービスでは、1ラックあたり最大100kVAの電力供給が可能です。
液冷方式ハウジングの仕様
増床後のハウジングサービスでは、直接液冷方式(DLC)が採用されており、空冷方式との併設も可能となります。最大で2,000kVAの電力供給が行える能力を持つこの新エリアは、床耐荷重が1.5t/m2と高い耐久性を誇ります。これにより、大規模なデータセンター運用においても安心して利用できる環境が整備されます。
今後の展望
キヤノンITSは、液冷方式ハウジングサービスの運用実績を活かし、急速に変化するIT技術への対応に努めていく方針です。西東京データセンターでは、高い信頼性と効率性を兼ね備えたインフラの提供が可能であり、今後も顧客の多様なニーズに応じたデータセンターサービスを強化していくとしています。
この新たな取り組みにより、キヤノンITSは現代のITニーズにマッチした先進的なサービスを展開し続けることでしょう。最新の技術と信頼性の高い運用を融合させたデータセンターサービスは、今後利用者の間でさらなる注目を集めることが予想されます。
詳細情報については、公式サイトをご覧ください。
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