株式会社dotDは、東京都港区に本拠を構え、自社の理念である "共創事業と自社事業の企画、開発、運営" を実践している企業です。この度、同社はデジタルハリウッド大学において、2025年度の春期に「企業ゼミ」を開催しました。本ゼミは、デジタルハリウッドが設けている専門スクールの受講生や社会人を対象に、実践的なワークショップとして進行されました。特に、「自分のアイデアを迅速に形にし、社会に提案するプロセス」を実際に体験することに重点を置いています。
dotDでは、未来の共創パートナーを目指す次世代人材との接点を創出するとともに、自社の事業創造力や価値観を広く発信することを強く意識しています。本ゼミでは、独自の事業創造モデル「MORPHY Model」を基盤に、参加者がチームで課題発見から仮説設計、ユーザーインサイトの抽出、プロトタイピング、事業仮説の検証に至るまでを一貫して体験できるように設計されています。
セッションは全5回にわたり、dotDの事業開発メンバー、デザイナー、エンジニアなどがそれぞれの専門性を活かしてリアルな事業開発のノウハウを伝授しました。最終セッションでは、参加者が自身の新規事業アイデアを発表するピッチを行い、実際のビジネスシーンを意識した貴重な経験を得る機会も設けられました。
以下に、ゼミの各回の内容を簡単に紹介します。
第1回:事業創出の型 MORPHY Modelの理解
参加者は、「MORPHY Model」について学び、新規事業立ち上げのプロセスを体系的に理解しました。これにより、アイディエーションに向けた基礎思考の準備が整いました。
第2回:事業仮説の構築とアイディエーション
この回ではペルソナを基にしたリーンキャンバスを作成し、仮説検証に向けたアクションプランの策定、その重要性や手法について学びました。
第3回:仮説の再構築とユーザー体験の定義
ヒアリング結果を踏まえ、仮説の整理・再定義を行い、ユーザーの行動や感情に基づいた体験シナリオを作成しました。
第4回:生成AIを活用したプロトタイピング
ここでは、仮説検証のためのプロトタイプ制作における考え方を学び、ChatGPTなどの生成AIを用いてワイヤーフレームを設計しました。最終的にはFigmaを使って視覚的なプロトタイプを完成させました。
第5回:発表会とフィードバック
最終回では各チームの事業コンセプトとデザインモックを発表し、参加者は得られたフィードバックを基にさらなるブラッシュアップへと活かしました。
dotDでは、本ゼミを通じて得られたノウハウを基に、企業向けに特化した事業創造型の研修プログラムも提供していく予定です。生成AIや共創的なアプローチに関心のある企業に向けて、実践的な研修を展開し、次世代リーダーの育成や組織内でのイノベーション創出を支援していく構えです。教育や事業創造に興味がある方は、ぜひdotDの活動に注目してください。
【会社情報】
株式会社dotDは、東京都港区北青山に拠点を構え、アプリの開発、提供や新規事業開発コンサルティングを行っています。設立は2018年9月で、代表者は小野田久視氏です。詳細については公式サイト
dotD公式ホームページ をご覧ください。